１１話 ページ12
結論から言うと私は今また人生の危機に陥っている。
地べたに尻もちをついた状態の私の首元には刃こぼれしている刀の刃が向けられている。
刃こぼれしているとはいえ刀は刀である。切られれば痛みに苦しみながら死ぬことになるだろう。
なんでこうなったのかは１０分前に遡る。
女性の叫び声が聞こえてその方向に向かうとそこには山賊に囲まれた２人組の女性がいた。顔に見覚えはないのでただのモブだろう。山賊は３人組、ここは関わらぬが吉。あの二人の女性には悪いが私は逃げるとしよう。
女性１「うっうっ…誰か助けて」
恐怖に抗えず泣き出した女性の声が聞こえて、思わず私は茂みから飛び出し声をあげた。
「その女性から離れろ！！！」
言ってしまった。後悔してももう後の祭りだった。私の足はがくがくと震え、かっこよく言うつもりだったセリフは声がかすれちゃんと山賊に聞こえていたかはよくわからない。
山賊１「なんだ、お前は！」
「そっ…その人達から離れてください」
山賊に威圧されて思わず敬語で喋ってしまった。
山賊２「生意気なやつだな、山賊に歯向かうなんて」
山賊３「身なりもみすぼらしい男だな。お前は金品を全然持ってなさそうだ。見逃してやるからどっかにいきな！」
山賊１「そうだな。そんなボロい服俺たちでもいらないわ！」
ははは、と山賊たちは私を見て笑った。確かに男物の服を着ているので男に見えるから性別を間違えるのはいいが、そんなにこの服ボロいのかとショックを受けた。
正直泣きそうだった。
だが、少し苛ついてきた。
もし私がこの話における本物の天女であるなら今あいつらになにかアクションを起こせば、きっとやつらを投げ飛ばすとかの力を得ることが出来るはずだ。
怒りで冷静さを無くした私は笑っている山賊の一人にタックルをかました。
だが、無駄だった。全くなんの力も得ることは出来ずあっけなく突き飛ばされた。やはり私は本命の天女ではないのかもしれない…
山賊１「こいつ今俺に向かって突っ込んできたぜ」
山賊２「あっけなかったな」
山賊３「逃げないってことは殺されたいんじゃないのか？」
山賊１「なるほどな」
山賊の一人が刀を鞘から抜き私に向けた。そう、先程話した状況はこうやって作り出されたのだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキー忍たま
七松小平太
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月宮亜香里(プロフ) - うわあああ！とっても面白いです！！最近忍たま乱太郎にハマったため、色々な夢小説を読んでいたのですが、忍術学園に行かないという内容は全くといっていいほど無かったので、1ページ1ページワクワクしながら読んでます!更新頑張ってください！ (3月21日 17時) (
レス) @page16 id: 7474de2f5c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - エンドはもう考えていて、分岐しようと考えててます。ハピエン、メリバ、バッドそれぞれ作ります。 (3月12日 13時) (レス) id: eb5b95b637 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 受験で更新が遅くなりました。お待たせした方々すみません。貯めまくっていたの投稿します！ (3月10日 22時) (レス) @page15 id: 5168cca749 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - riemoa0323さん» 占いの所まで見てくださってありがとうございます！誰も見てないかと思ってちょっとふざけちゃいましたｗ更新遅いですが頑張ります (11月24日 8時) (レス) @page1 id: 5168cca749 (このIDを非表示/違反報告)
riemoa0323(プロフ) - ラッキーアイテムが10�船愁蹈丱鵑脳个い泙靴拭９洪郡萃イ辰討�ださい！ (11月6日 3時) (レス) @page10 id: a94f27965a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇の朱雀 | 作成日時：2023年10月11日 1時
