１話 ページ2
旅に出ることを決めたのはいいが、まずはどうやってここから逃げるかだ。
場所は多分忍術学園の裏山とかだろう。
考えてる間にも高学年の生徒が私を探しにやってくる。
呑気にしてはいられない。
捕まったら最後、忍術学園からは逃げられないだろう。
だからと言って無鉄砲には動けない。
ここは忍術学園の敷地内だ。
つまり天才トラパー綾部喜八郎が仕掛けた罠が盛り沢山なのだ。
下手に動いて罠にかかればジ・エンドである。
だが、一般人である私にはどうする事も出来ないので、いちかばちか運頼みで走りきるしかないだろう。
そうしたとしても音や気配で気づかれて終わりだ。
どうするか悩んでいると近くの茂みがガサッと動いた。
もう誰か来たのか。
見つかってはやばいので、近くの草影に身を隠す。
「いや〜忍術学園に潜入するはずが迷っちゃったよ」
息を殺しているとそんな間抜けな声が聞こえた。
覗いてみるとあまり見たことない忍者がいた。
モブ忍者だろうか。もっと忍べよ。
如何にも忍者にむいていないそいつを見ていたらいい考えが浮かんだ。
気づかれないようその忍者に近づき、常備していた防犯ブザーの栓を引き抜いた。
ビーーーーーーーーーーッ！！！！
「うわぁぁぁぁ！」
けたたましい大きな音が鳴り響き、慌てだしたその忍者の服に防犯ブザーを投げ入れた。
そして私はまた草影に身を隠した。
「なっなんだ！！これは！！！」
モブ忍者は服から防犯ブザーを取り出そうと慌てふためいていた。
「こっちから大きな音がするぞ！！！」
「あそこに誰かいるぞ！！！」
遠くから声が聞こえてモブ忍者は逃げ出した。
その後を追うように沢山の足音が側を通り過ぎた。
高学年の生徒たちだろう。
モブ忍者を囮にする作戦は上手く行ったようだ。
これなら私も顔バレしないし、時間は稼げるだろう。
生贄となったモブ忍者が安らかに眠れるよう心の中で祈っておいた。
防犯ブザーの音が聞こえなくなったので、彼らが来た方向に忍術学園があるだろうから彼らが行った方向とも別の方向に全力で駆け出した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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ラッキー忍たま
七松小平太
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月宮亜香里(プロフ) - うわあああ！とっても面白いです！！最近忍たま乱太郎にハマったため、色々な夢小説を読んでいたのですが、忍術学園に行かないという内容は全くといっていいほど無かったので、1ページ1ページワクワクしながら読んでます!更新頑張ってください！ (3月21日 17時) (
レス) @page16 id: 7474de2f5c (このIDを非表示/違反報告)
作者 - エンドはもう考えていて、分岐しようと考えててます。ハピエン、メリバ、バッドそれぞれ作ります。 (3月12日 13時) (レス) id: eb5b95b637 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 受験で更新が遅くなりました。お待たせした方々すみません。貯めまくっていたの投稿します！ (3月10日 22時) (レス) @page15 id: 5168cca749 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - riemoa0323さん» 占いの所まで見てくださってありがとうございます！誰も見てないかと思ってちょっとふざけちゃいましたｗ更新遅いですが頑張ります (11月24日 8時) (レス) @page1 id: 5168cca749 (このIDを非表示/違反報告)
riemoa0323(プロフ) - ラッキーアイテムが10�船愁蹈丱鵑脳个い泙靴拭９洪郡萃イ辰討�ださい！ (11月6日 3時) (レス) @page10 id: a94f27965a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇の朱雀 | 作成日時：2023年10月11日 1時
