alone 《君だけをもっと求めて…》

time ページ7

藤「いいの？」

あ「…うん」



優しく触れるだけのキスを繰り返す。


(なんか…今日の太輔…変…)



やがて太輔の唇があたしの首元に触れる。


チクッと一瞬痛みが走る


太輔の印があたしの首に付けられた。


藤「今日…北山とあった？」

あ「えぇっなんで!?」

藤「北山の香りがする」



悲しい目付きであたしを見る太輔。



あ「ううん…今日あった友達がっ…北山くんのファンで…オソロの香水付けてた…からかな？」



無理矢理すぎる嘘…

きっとバレた…



藤「そっか…疑ってゴメン」


太輔は謝るような事してない。
謝るのはあたしの方だ…



宏光とは全く違う甘ったるい香りの太輔に包まれた。

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