30球目 ページ32
木戸楓side
どもー副部長の木戸楓や!
今俺たちは病室のベッドにおる。
みんな、骨折したり、手術したり大変やったみたいや。
俺ももうバレーできひんって言われてもーた。
ほかのみんなもや。
Aが帰った後…俺たちの部屋は沈黙が続いた。
大谷「……俺たちの夢、叶わんかったな…最後まで。」
珍しく大谷が沈黙を打ち消した。
館林「ほんまにっ……おわってもーた……。くそっ…!!!」
島田「こんなんで…終わりとうなかった!……(涙」
雅野「なんでこないなことになったんや!!…なんで、…なんでや!!!」
斎藤「くそおおおおおおおおっ!!(泣」
みんな、泣いていた。
こんなに暗い雰囲気になったのは初めてや。
俺やて…
すんごい悔しい…
ずっと夢やった。
1年のときからずっと…このチームで目指してきた。
今度こそは……
すぐ…、手を伸ばせば届いてはったのに!!
木戸「ッッッ………。」
俺は唇を噛み締めた。
木戸「なぁ、みんな…聞いてくれや。」
みんなが唇を噛み締めてる。
みんな…気持ちは同じのようや、な。
木戸「…俺たちはもう…バレーはできひん、一生。
監督も、もう帰ってこーへん。」
斎藤「!!?…ど、どういうことや…!!」
木戸「…………。」
斎藤「そんなっ……監督までっ…!!!!」
木戸「俺は……Aにバレーを続けてほしい。
アイツは絶対にバレーを止めようとする。自分を責めて…首をしめる。
俺は…そんなAをみとうない。
Aは廃部寸前のバレー部を救ってくれた。
俺たちに今まで以上の練習をさせてくれた。
怖かった先輩らを黙らせてくれた…
Aは………
俺たちを夢の舞台に連れてってくれた。
俺は…俺は…っ…!!」
「楓」
俺はいつのまにかまた泣いていた。
大谷「みんなそう思ってる。」
島田「だから、Aを助けたんやろ?」
館林「Aは俺たちの希望やからな!!」
木戸「あぁ!!!」
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松川紀和 - 14球目の自己紹介で金田一はWSじゃなくてMBです。 (2020年3月5日 22時) (レス) id: 8195451271 (このIDを非表示/違反報告)
ラエル(プロフ) - 15球目に誤字が適度に血からになっています正しくは力です (2017年6月13日 17時) (レス) id: c066254747 (このIDを非表示/違反報告)
ミニクイーン(プロフ) - 来いひんじゃなくても来てひんですか? (2017年5月17日 0時) (レス) id: 559ef6125d (このIDを非表示/違反報告)
CIEL(プロフ) - 瑠姫(フィリア)さん» もちろんです!!更新、楽しみに待ってます!! (2017年4月26日 22時) (レス) id: 45edd1b5f4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠姫(フィリア)(プロフ) - CIELさん» ありがとうございます!楽しく読んでいただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年4月26日 20時) (レス) id: 803d2bf06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠姫(フィリア) x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年11月19日 16時