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「相澤せんぱーい、お昼食べましょー」
「……ん、Aか」
「はい、Aです。ほら、寝袋から出る！」
ぷんすこ、というポップな擬音が小さな彼女の頭から出ている錯覚を見た気がして少し笑ってしまう。
なんで私授業終了後急いで帰ってきたのに先輩は寝袋に入って一睡する余裕があるんですか…？なんて言っているから、「合理的を追求した」と言えば不可解そうな顔をされる。
「まあ気にしなさんな。食わねえのか？」
食べます食べます！
ぴょんぴょん跳ねながら後を着いてくるAにほのぼのと癒されつつも、マイクやミッドナイトさんの「またかよイレイザー…」「絵面が犯罪よねぇ…」という声に一睨みする。
峰田と同じこと言ってますよミッドナイトさん。
こうやって飯を一緒に食ってはいるが、俺とこいつは疑われるような関係ではない、ただの先輩後輩だ。
高校時代から変わらない、ただの。
当時の雄英にはあった『縦割り活動』で知り合ったというなんとも偶然が重なった関係。
その頃から、こいつは「相澤先輩将来餓死しそう…」なんて失礼なことをいいながら食事の面倒を見てくれている。
……いや、少しどころかかなり語弊があるな、そうだ、監視…でもないし、ううむ。
うまい表現は見つからないが、俺の食生活を気遣って一緒に飯を食っている、というわけだ。
今はランチラッシュに作りおいてもらっていたご飯を職員の休憩室で食っているが、前はなんと弁当を作ってくれていた。
学生時代の話だ。
当時の学友からは羨ましがられるわ通報されかけられるわ大変だった。
そんなに俺の風貌は怪しいだろうか。
Aはメディア嫌いなんですからいいんじゃないですか、なんていってくれるが。
「…もしもーし？」
それにしても、と思って目の前に座ったAをまじまじと見る。
本当に変わらねえなあ…。
15の頃に比べちゃあ流石に大人びていないといえば嘘になるが、くりんくりんした目といいもちもちした頬といい……、ひたすらに癒される。
最初の頃は否定していたが、認めざるを得ない。
だってこんなにもかわいい。
「あーいざーわせーんぱーい？」
ここだけの話、俺はこいつの写真集も買ってしまったのだ。
毎日こんなに近くにいるのに。
あー可愛い。
「せ、先輩!? なんですか急に!!」
「……あ?」
いきなり叫んだAの声にわれに返ると、しっかりと俺の手はAの頭に伸びており、しっかりと撫でまくっていた。
…やべ。完全に無意識だ。
続く (更新停止中)
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凍り姫 - 物凄く私の好みなのです！見た目が 子供だけど実年齢が言うが好きなので 更新頑張って下さい！ (2018年7月9日 17時) (
レス) id: 7ecdf95431 (このIDを非表示/違反報告)
サリチル酸(プロフ) - 桜音@さん» わー桜音さんありがとうございます！個人的に鈍宮とても気に入っているのでそう言っていただけると嬉しい限りです！更新不定期ですがよかったらお付き合いよろしくおねがいします(^-^) (2018年6月30日 23時) (レス) id: 0b2e08c117 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - めっちゃくちゃ好みのお話です…ありがとうございます…()鈍宮ちゃんが可愛くて明日も頑張れそうです（こいつ） これからも楽しみにしてます〜〜！ (2018年6月30日 22時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリチル酸 | 作成日時：2018年6月30日 22時
