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──コンコン,

?「千年伯爵様、宜しいでしょうか」
千年公「えぇ、どうぞ♪」


この声は執事のAKUMAの声だ。

千年公は来ることがわかっていたのか特に驚きもせず迎え入れた。
するとそのAKUMAはノアが全員集まっている部屋に入り、顔を上げて僕達に言った。


執事「__A様からの伝言です」

ノア「「「ッ!?!」」」

その一言に驚くのは充分だった。
僕達はAを見捨ててしまった。
…いや、千年公は何か狙いがある事は知っているけれど、それを一度も否定せずに受け入れてしまった僕達。
Aは僕達の家族なんだ。そう言ったのに…。

僕を含めた皆は顔を歪ませた。



恨まれているだろうか、嫌われてしまっただろうか。


───…そんなの、嫌だよ。


千年公以外の皆はそう思って、耳を塞ごうとした。

でも、そのAKUMAから聞いたのは予想外な言葉だった。

執事「その伝言はというと…

──俺はずっと、待ってるからな。皆を」

ノア「「「!!」」」
皆はそれを聞いた瞬間、目を見開いた。

まだ嫌ってくれないでいる。待っててくれている。


それが何よりも嬉しくって、早く迎えに行きたくって、全員同時に立ち上がった。
ティッキーは辛そうだったけど、Aの事は大好きだから。…勿論僕もね。

千年公「…わかりました。下がりなさい」
執事「はい」

執事が部屋から出ると同時に、僕達は目を合わせる。



「ねぇ、千年公…まだ駄目なの?」
千年公「……そうですねぇ…。…私も嬉しいですが、まだ駄目です♪」
デビ「何でだよっ!?Aが待ってくれてんだぞ!」
ジャスデロ「そうだよ!早く迎えに行かなきゃ!」

皆が千年公を説得する。
早く会いたいから。エクソシスト側に行ってしまうかもしれないから。

…だけど千年公は揺るがない。

千年公「Aは待ってくれるんでしょう?」
ティキ「そうだけどッ!」




千年公「貴方達はAを信用していないんですか?♪」

ノア「「「はっ!?」」」
してるに決まってる、してなかったらこんな大切にしてない!

そう言おうとした時、千年公は笑った。

千年公「Aは揺るがないと信用しているのなら、大丈夫ですよ。

近い内に私達は彼処に侵入するんですヨ?

その時に取り返せば良いでしょう♪」

…。



ノア「「「了解」」」


この千年公の言葉を否定したら、
僕達はAを信用していない事になる。

それに僕達は家族だから、大丈夫に決まってるんだよ!


…ねぇ、A?

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時雨 - 凄く面白いです!続き楽しみに待ってますね(*^^*) (2016年12月5日 18時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
ろれふ(プロフ) - はい!happy birthday!!おめでとうです!応援ありがとうございます!!漫画を返して貰えたら書きますので!宜しくお願いします! (2016年6月8日 2時) (レス) id: 336b710913 (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる(プロフ) - 神田Happy Birthdayですね!!これからも更新頑張ってください、応援してます! (2016年6月6日 22時) (レス) id: 003deabf0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅夜 | 作成日時:2016年5月17日 21時

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