ラビ誕生際!! 4 終 ページ19
そうクラッカーの音がラビを迎え入れた。
クラッカーの音が止めば、皆はラビにこう言った。
「「「誕生日おめでとう、ラビ!!」」」
ラビ「!…ありがとさ!」
ラビは皆の輪に入っていった。
そうすれば早速ラビの誕生パーティーが開かれる。
皆料理をパクパクと食っていき、アレンなんか
アレン「ジェリーさんには劣りますけど美味しいです!」
と沢山食べていた。
ラビ「…!俺の好物の焼肉さぁっ!!ありがとうなA!!よくわかってるさ!」
むしゃむしゃと焼肉を頬張るラビ。
「…名前兎っぽいのに肉が好きなんだよな」
ラビ「悪いさ?」
きょとんと見詰めてくる相手に苦笑しながら俺は、
「悪くねぇよ、楽しめ」
そう言った。
ラビは“わかったさ!“と笑顔で言った。
…“笑顔“で、な?
リナリー「あ、これ、…一番ラビに似合うと思ったのを買ったの。ピアスなんだけど…!」
月の形をしたものが付いているピアスをラビに渡すリナリー。
ラビは嬉しそうにそれを見詰めて、
ラビ「ありがとさ!大事にするさね!」
そういって耳に付けた。
「…」
此処を出たら、捨てるのだろうか。
なんて考えてしまい、考えるのをやめた。
リナリー「そうだ!A!」
「ん…?」
いきなり呼ばれ少し動揺しながら答える。
すると返事が、
リナリー「Aの誕生日は?」
…なんだ、そんなこと。
「……知らない。忘れた」
リナリー「えぇ!?」
目を見開き驚くリナリー。何でだよ。
リナリー「…祝えない…」
落ち込んでいる様だけど、正直どうでもいいことだろう。
何でそんなに落ち込んでるんだ。
大体食べ物とか食べれないし。
意味がない。
アレン「リナリー!!これ美味しいですよ!」
リナリー「えっ、あ、うん!」
俺はソッとそこから抜け出そうとした。
「…ラビ?」
目の前にラビがいた。
ラビ「偽り仲間っつー事で、これ着けてくれさ」
そう言われ差し出されたのがラビへのプレゼント、二個ある内の一つだ。…え?
「でも《ラビ「俺はお前を記録する」…は?」
ラビ「標的の印さ♪」
そう言ってニヤリと笑えば
“また明日会おうさ〜“とあの輪に戻った。
標的?俺が?何で?
……記録する…。あぁ、喰種の事か。
なんだ、吃驚した。
「記録してみろ、ブックマン」
俺はそのピアスを右耳に着け、ケーキを美味しそうに食べるラビを見ながらそう言った。
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時雨 - 凄く面白いです!続き楽しみに待ってますね(*^^*) (2016年12月5日 18時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
ろれふ(プロフ) - はい!happy birthday!!おめでとうです!応援ありがとうございます!!漫画を返して貰えたら書きますので!宜しくお願いします! (2016年6月8日 2時) (レス) id: 336b710913 (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる(プロフ) - 神田Happy Birthdayですね!!これからも更新頑張ってください、応援してます! (2016年6月6日 22時) (レス) id: 003deabf0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅夜 | 作成日時:2016年5月17日 21時