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ラビ誕生際!! 2 ページ17

キッチンに入れば材料を見る。

焼肉、ケーキ…その他色々。



【…完璧に揃ってるね】
「…人の肉だったら良かったのに」
【あはは……それは無理】
「…焼肉の肉を人肉に変えてみるか?」
【おぉ、…気になる】

気になるのかよ。……まぁ、試しにやってみるかな。人を殺しに行こう。

「…氷牙、出来る?」
【大丈夫だよ?…でも殺しは…】

流石イノセンス。人殺しは無理か。
……仕方ない。普通ので良いか。

そして俺は料理を作り始めた。


───


ラビside

「…可笑しいさ」


今俺は書斎に引きこもっている。
皆は今頃俺の誕生日会の準備をしているだろう。
……しかし、俺は知ってるさ。
ジェリーさんは怪我をして料理を作れない状況にあることを。
それでも頑張ってくれるのがアイツら。
…そこまで“仲間“が大切なんだな、そう思った。



……仲間じゃなくなるかもしんねぇのに。


それよりも、と俺は自分の周りに積まれた本達を見詰めた。

“喰種“なんて種族、何処の本にも書いてない。
記されていない。記録されていない。


「…Aは喰種の事を知ってて…アイツも喰種」

初めての種族。

俺が記録したことは、喰種は触手の様なものを出すことが出来ていた。…いや、触手とは程遠いいか。

羽の様なものをAは出していたさね。
…きっと聞いても答えてくれないだろう。


「…喰種……気になるさ」
氷牙に聞けばわかるかな、なんて思いながら読み終わった本を片付けた。

新しい本を手に取ろうとしたら、窓から神田が見えた。…修行をしてる。
…真面目さ。適当にしてればいいのに。

そう思いながら新しい本を読み始めた。


Aの事を知りたい。
喰種とは何者なのか。
どういう生き物、種族なのかを。


記録しないといけない。
俺は、…ブックマン次期後継者なんだから。


───




【ふぅ、終わった!】
「いやお前が作った訳じゃねぇから俺だから」

僕が作りました!と言わんばかりの顔を料理の前でするもんだから突っ込むしかない。


頼まれたものは作り終わった。
味見なんかしてないけど、不味くても別にいい。どうでもいい。

掛かったのは一時間半。
…これをジェリーは数十分で作るんだ。
凄い人だな。母性が溢れ過ぎなのが欠点。


皆に知らせに行けば、

私たちはプレゼントを買ってくるから、ラビを呼んできて頂戴!

と言われ、


面倒だと思いながら書斎へ向かった。
俺、誰かの誕生日の日忙しすぎ。

ラビ誕生際!! 3→←ラビ誕生際!!



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時雨 - 凄く面白いです!続き楽しみに待ってますね(*^^*) (2016年12月5日 18時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
ろれふ(プロフ) - はい!happy birthday!!おめでとうです!応援ありがとうございます!!漫画を返して貰えたら書きますので!宜しくお願いします! (2016年6月8日 2時) (レス) id: 336b710913 (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる(プロフ) - 神田Happy Birthdayですね!!これからも更新頑張ってください、応援してます! (2016年6月6日 22時) (レス) id: 003deabf0a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅夜 | 作成日時:2016年5月17日 21時

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