光の指す方へ ページ9
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cn「ようこそ我が国へ！」
白を基調とした明るく清潔感の溢れる城で、眩しい笑顔でシヌという王子は、Aとジニョン、そして何人かの兵士たちを迎えた。
jn「私は隣の国の大臣、ジニョンでございます。本日はA様の側近としてどうぞよろしくお願いいたします。」
cn「ジニョン君、御足労頂き感謝します。」
シヌは礼を言うとジニョンの後ろに隠れるAを見た。
cn「あぁやはり君は美しい！！是非僕と結婚して頂きたい！！」
Aはシヌの率直な言葉に戸惑ってる様子だった。
こんな経験は今までにないから当たり前だろう。
cn「出来ればAさんと二人で話がしたいのですが…。」
シヌの言葉にジニョンは確認するようにAを見た。
「う、うん、大丈夫。外で待っていて。」
緊張した様子でAはそう言った。
jn「かしこまりました。何かございましたらお呼びください。」
ジニョンはシヌに一礼すると、兵士たちと共に部屋の外へ出た。
サンドゥルの事を心配していたが、今のところ出くわすこともなく、安心感からかジニョンは小さく息を吐いた。
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cn「いきなりで申し訳ございません。でも私は本気ですからね。」
シヌは優しくAに笑いかけた。
「何故私なのでしょうか…。きっと私は貴方の思っているような人間ではありません。」
cn「…？逆に何故そんなに自信がないのですか？」
「何故って…。」
cn「貴女はそちらの王様の娘であり、姫でもある。普通ならばもっと上から目線で堂々と来るものだ。」
シヌはAの本当の性格を知らない。
もちろん王の虐待も…。
Aは話す言葉が無くて下を向いた。
cn「そんなけなげな姿も素晴らしい。好きなところをまた一つ見つけてしまいました。」
シヌはそう言ってはははっと笑った。
曇り一つないその笑い声に、Aは歯がゆさを覚えた。
「貴方は何もわかってない。とにかくご結婚は出来ません…。」
cn「貴女のお父様のせいですか？」
「え…？」
cn「Aさんとの結婚を、貴女のお父様にご相談した時に、猛反対されまして…。」
「あぁ…。」
cn「その時、我が娘など君の隣に似つかわしくないと申し上げておりまして、おかしいと思いました。」
Aは俯いていた顔を上げるとシヌとバッチリ目があった。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
