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シヌを見失ったサンドゥルは森の中をさまよっていた。
sd「…っ！どこだっ…！」
茂みをかき分けても、暗くて視界が悪い。
耳をすましてみると、ふいに人の足音が聞こえ木に身をひそめた。
更に足音が近くなると、必死に走っていくシヌとAの姿が目に入る。
sd「二人だけ…？ジニョン様は向こうにいるのか！」
サンドゥルは二人がいなくなるのを確認し、走って来た道を辿って行った。
全速力で走り、少しすると道が開けて崖が視界に広がった。
そして最悪の状態を目の当たりにする。
sd「…あ………。」
崖のすぐ側で、王の刀がジニョンを貫いている姿だ。
王が刀を抜き、ジニョンがふらついた。
ジニョンは崖に向かって倒れて行く。
サンドゥルは必死に走り、ジニョンのもとへ向かった。
sd「ジニョン様ぁあー！！！！」
ジニョンを黙って見てる王を横に突き飛ばし、落ちていくジニョンに腕を伸ばした。
幸いにも倒れて行くジニョンのスピードが、遅かった為、サンドゥルの腕はしっかりとジニョンの腕を捉えた。
sd「ジニョン様っ！！」
jn「サン…ドゥル…どうして…。」
ジニョンは意識が朦朧とする中、本当にサンドゥルなのか目を細めた。
サンドゥルは歯を食いしばり、ジニョンを崖から上げようと腕に力を入れた。
しかし王がサンドゥルの後ろを捉えた。
王「お前も敵…か。」
王はサンドゥルの背中をグサリと刺した。
sd「あ゛ぁっ！」
jn「サンドゥルっ！！！」
サンドゥルの背中から大量の血が溢れ出すが、ジニョンの腕を離すことは無かった。
ジニョンはショックな出来事に朦朧としてた意識を取り戻す。
jn「サンドゥル！だめだ！私の腕を離せ！！」
ジニョンは焦って言うがサンドゥルはなおもジニョンを引き上げようと力を入れ続けた。
まだ力が余っているサンドゥルに、傷が浅かったのかと王はまたサンドゥルの背中に刀を指す。
sd「ぐはっ…！」
ジニョンと同じようにサンドゥルの口から血が吹き出す。
もう二人の命はないと悟った王はその場を無視し、Aを追う為、サンドゥルとジニョンに背を向けて歩き出した。
サンドゥルの口から溢れ出した血は、ジニョンの顔に降り注いだ。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
