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危機を感じたシヌはジニョンの好意に甘え、Aの腕を掴んで立ち上がらせた。
jn「シヌ様っ！A様をどうかっ…よろしくお願いします！」
シヌはジニョンに振り返り、深くうなづくとAの腕を引き走り出した。
Aはジニョンが気掛かりで後ろを何度も振り返った。
「ジニョンっ！…戻ってきてっ…！絶対にっ！」
Aの言葉に振り向いたジニョンは、心配しないでと言ってるかのように優しく微笑んだ。
王「かわいがって来たのに大事な時に裏切るとは…っ！」
jn「あなたの為だけに世界が回ってるんじゃないっ！」
王「違う！この世界は私の為だけに回っている！」
jn「どんな思いでA様が生きてきたと思ってるんだ！！」
王「うるさい！逆らう者は死あるのみ！！」
両腕をジニョンに固定されていた王は、体ごとジニョンに体当たりをした。
片足を使えないジニョンは体制を崩す。
後ろに後ずさりしたが、振り向くと底の見えない崖がすぐ真後ろに迫っていた。
jn「…っ！！」
王はその隙を見逃さなかった。
そのまま間髪入れずにジニョンのお腹に刀を突き刺した。
ーグサッー
鈍い音がひびく。
jn「…ぐはっ…！」
ジニョンの口から鮮やかな血が咳と共に散らばり、バロの血を上書きするように、王の服に染み込んで行った。
王はジニョンを貫く刀を持ったまま溜息を吐いた。
王「お前は出来る奴だと思ってたのに…ジニョン。本当に残念だ…。」
jn「まだ…まだ終わってない……。」
ジニョンは王を睨みつけた。
王「…そんな体で何が出来るって言うんだ…。」
王は少し哀しそうに眉をひそめると、ジニョンから刀を抜いた。
jn「うっ…！」
刀を抜かれ一気にお腹から血が吹き出す。
よろけたジニョンは血を空に飛び散らしながら、漆黒の闇が待ち受ける崖の地獄へと倒れて行った。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
