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ーーコンッコンッーー
扉をノックする音で、Aは目を覚ました。
「…ん。」
Aは時計を見て、少し驚いたようだった。
「…え？もうこんな時間？！ジニョン、起きて。」
jn「…ん…おはようございます…。」
「見て、もう10時だわ。私達こんな時間まで寝てるなんて！」
ジニョンの計算通りだ。
jn「本当ですか？！…あぁ、いつもはサンドゥルが起こしてくれていたから…。」
「……。」
ジニョンはそう述べた後にハッとした表情をして、Aに謝った。
jn「申し訳ありません。深い意味はありませんので…。」
ジニョンの言葉にAは、溜息をつく。
「…まぁいいわ。それより、ノックの音が聞こえたのよ。誰かしら。」
jn「少々お待ちを。」
ジニョンは体を起こし、部屋のドアを開けた。
兵「おはようございます。刑が既に行われましたので、ご遺体確認をと、参りました。」
城の兵がそう言った背後には生々しい、焼け腐った遺体が箱の中に入っていた。
ジニョンはそれを見たと同時に、嗅ぎ慣れない異臭に鼻を隠した。
jn「うっ…。」
そんなジニョンにAもジニョンの隣へやって来る。
「一体どうしたの？…うっ！！なによこのにおい！！」
兵はAの存在を確認すると一礼した。
兵「おはようございますA様。サンドゥルという者の刑が、先程執行されました事をご報告に上がりました。」
「なんですって？！死んでいく様をこの目で見たかったのに何してるのよ！！」
兵「申し訳ございません！しかし執行は8時と決まっており…。」
「そんなのわかってるわよ！」
きっとサンドゥルのもがき苦しむ姿を見て、嘲笑うつもりだったのだろう。
その場にいた全員がAの言葉の意味に恐怖を覚えた。
「起こしに来ればいいじゃない！あんた何年この城の兵してるのよ！！」
かなり頭にきた様子のAに、このままではやばいと感じたジニョンは、なんとか演技を始める。
jn「遺体をこの場から下げてくれ…。」
「なんですって？」
jn「もう見たくないんだっ！！！すぐにそれを私の視界から排除してくれ！！！」
ドアの先にある遺体はサンドゥルではない。
しかしあたかも悲しみに苦しんでいるように見せかけた。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
