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その頃、町の噂を聞きつけたシヌは、急いでAの城へとやって来た。
cn「やめろ！！」
シヌは、Aの兵と自分の兵が戦っている間に入り怒鳴った。
兵はシヌが現れたことに驚き、動きを止める。
cn「お前ら私に内緒でこんなことを…！」
シヌは怒りを露わにした。
兵「申し訳ございません！しかしA様を取り戻そうと、シヌ様の為にバロ様が決定なさったことで…っ！」
cn「バロはどこにいる？！」
兵「あちらの森の奥に！」
兵が、ジニョンの割ったガラスの方向を指差す。
cn「私はバロの所へ行く！お前らはすぐに撤退しろ！！」
兵「かしこまりましたっ！」
いつもは優しいシヌの怒鳴り声に、怖気付いた兵達は潔くその場を後にする。
そしてシヌは割られたガラスから、勢いよく外に飛び出した。
そんなシヌの後ろ姿を、サンドゥルは影から見ていた。
sd「シヌ様について行けばジニョン様がいるかもしれない！」
サンドゥルは気付かれないよう、シヌの後を追う。
sd「お願いだからっ…生きていてくれ…っ！」
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ジニョン達は、頑張って森の茂みを走っていた。
足をつくたびに傷口が痛んでジニョンの顔が歪む。
「もう少し頑張って！だいぶバロと距離を離せたわ！」
jn「…っはい…。」
ジニョンの額からはかなりの汗が滴り落ちる。
その隣を王も一緒になって走っていたが、突如王が足を止めた。
王の行動に訳がわからないAは王に眉間を寄せる。
「どうしたのですか？！」
王「行き止まりだ…！」
「えっ？！」
Aが前を向くと、そこには崖が待ち受けていた。
「そんなっ…！」
Aと王は、頭が真っ白になり、ただただ崖を見つめた。
br「もう逃げ切れないぞ！」
その声に振り向くと、刀を握りしめたバロが立っていた。
Aと王は悔しそうに、唇を噛み締めた。
ジニョンは足を負傷してまともに戦えない。
王はしょうがなく自分の腰に付けていた刀を抜く。
王「やれるもんならやってみろ！」
王はバロに向かってニヤリとした。
そして強引にAの腕を掴む。
「きゃっ！」
王に引き寄せられたことにより、ジニョンを支えていたAの腕がほどけ、ジニョンは上手く立てずにそのまま倒れた。
バロにはその王の行動の意味が理解できなかったが、すぐジニョンにはわかった。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
