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転んでしまった王は青白い顔で、後ろを振り向いた。
王「うわぁぁあ！！」
バロはそのまま王に向かって刀を振り下ろそうとしている。
ジニョンは先程、窓を割った際に刀を使えなくしてしまった為、バロを刀で遮ることが出来ない。
Aは恐ろしそうな顔をして口を塞いだ。
jn「くそっ！」
ジニョンは、危険を顧みずそのままバロに体で突進した。
ードンっ！ー
体がぶつかり倒れていく瞬間、バロは王に振り上げていた刀をジニョンに向け振り下ろした。
ジニョンに振り落とされる切れ味の良さそうな刃に、Aは悲鳴を上げた。
「いやぁぁああーーっ！！！！」
刃が自分に向かってくるのに気付いたジニョンは、バロを蹴り飛ばし、出来るだけ遠くに倒れた。
蹴られたバロはそのまま転がるように倒れていく。
jn「くっ……。」
間一髪でバロの刀を遮ったものの、太ももを大きく切られた。
ジニョンの白いズボンに血がどんどんと滲んでいく。
しかしそんなのは気にしていられない。
ジニョンは急いで立ち上がったが、切られた太ももがヒドく痛んだ。
jn「うっ…！」
これはやばいと感じた。
走るにも走れない…。
Aはそんなジニョンに駆け寄ると、肩に手を回し、ジニョンを支えた。
jn「A様ダメです！私は走れない！先に王様と逃げてください！」
ジニョンがバロを見ると、倒れた際頭を強く打ったのか、頭を抑え苦しそうにしている。
Aはジニョンをキッと睨んだ。
「黙りなさい！一緒に逃げるの！」
jn「しかしっ！」
「私の命令は…？」
Aのその言葉にジニョンは、うつむいてボソリと嘆く。
jn「絶対…です。」
Aはジニョンに優しく微笑むと一緒に走り出した。
放心状態だった王も、急いで立ち上がり、Aとジニョンの後についていく。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
