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ジニョンは、バロの率いる兵達とは別に、近道をして城に走った。
何故向こうが攻めてきたのか考える必要はなかった。
王の行動に腹を立てた。
大体そんなとこだろう。
しかしまさか夜襲を仕掛けられるとは考えもしなかった。
王とAが危ない。
ジニョンは助ける一心で全速力を出した。
裏から城へ進入すると、外から王の部屋に回り、窓から中を覗いた。
中には王とAがいて、その2人を守るように兵が数人と、シヌの兵が数人いた。
jn「くそっ！もう進入されてる…！」
王は敵兵の一人、バロに向かって叫んだ。
王「何が目的だ！」
バロは刀を握り締めたまま、王からAに視線を移す。
br「A様を渡してもらおうか。」
王はバロをキッと睨み、Aを自分の後ろに隠した。
王「断る！シヌ王子の命令か？こんなことをしてタダで済むと思うなよ…？」
br「なんだと…？そのセリフそのままそっくりお前に返す！」
敵意をむき出したバロに、王はひるまず負けじと唾を吐いた。
その行為にバロの怒りが加速する。
br「おまえ…っ！A様を渡せぬのならお前を殺すまでだっ！！！」
バロが王に向かって一歩踏み出すと、仲間の兵もそれを合図に王に飛びかかった。
jn「まずいっ！」
ジニョンは急いで持っていた刀を、窓に向かって思い切り振った。
ーガシャンッ！！ー
大きな音がその場に響き渡り、ガラスが破れたが、持っていた刀が折れてしまった。
ジニョンは刃が折れてしまった無残な刀を投げ捨てると、王とAに叫ぶ。
jn「早くこっちに！！」
「ジニョンっ！」
王とAは、ジニョンが手招きする窓へ走った。
バロはそうはさせまいと怒鳴る。
br「ジニョンだ！王とあいつを二人まとめてやれ！！」
バロの罵声に兵達が動き出すが、王とAを取り囲んでいた兵がそれを阻止する。
jn「今の内に！！」
ジニョンは王とAに手を貸し、窓から外へ脱出するとそのまま森の中へ走った。
バロは自分の兵にその場を任せ、逃げた3人を追う。
br「待て！！」
ジニョンはバロが追って来るのを確認すると、Aの手を掴み、加速した。
しかしそのスピードについていけない王が、無様にも転んでしまった！
jn「王様っ！！！！」
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
