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人生でこんなに切ないキスはあるだろうか？
Aはまた溢れ出そうな涙を必死に堪えた。
ゆっくりと唇が離れていくと、サンドゥルはまたAを抱きしめた。
sd「A、好きだよ…。」
「ーーーっ！」
初めてサンドゥルの口から聞く好きと言う言葉。
耳元で聞こえる囁くような吐息と愛の言葉が重なり、聞こえた方の耳がシビれるような感覚になった。
sd「必ず帰ってくるから…。」
サンドゥルは真剣な面持ちでそう言い残し、走ってジニョンの元へ行ってしまった。
その瞬間、Aは地面に膝をついて泣きじゃくった。
人目も気にせず、生まれたての子供のように泣き叫んだ。
「うわぁぁあぁんーっ！」
こんなに泣いたのは子供の時以来だった。
いつの間にこんなにサンドゥルを好きになっていたんだろう。
なんでこんなにも訳ありなサンドゥルを好きになってしまったのか。
もっと普通の恋愛がしたかったのに。
Aは泣きながら後悔をした。
ー
ーー
ーーーー
ーー
ー
『シヌ様っ！私を信じて下さい！』
『でも王様が…。』
『私は王にハメられたのです！本当に愛しているのはあなただけ…っ！』
『でも何故王様はそんな事を…！？』
『それは父…が……………っ！』
『えっ？！父が？！その後が聞こえないっ！』
『父……が……………っ！』
『聞こえないっ！なんでだっ！』
ーーー
ーー
ー
cn「うぅ…聞こえ…な…い…。」
シヌは変な夢にうなされていた。
体がビクッとすると、ガバッとベットから体を起こした。
cn「夢か……。」
手で自分のおでこを触ると、嫌な汗が手についた。
時計を見るとちょうど夜中の12時頃。
シヌは軽く溜息を吐くと、何か冷たいものでも飲もうと、部屋を出た。
長く広い廊下を進んでいくと、なにか違和感を感じる。
cn「……………？」
シヌは足を止め、耳を澄ました。
cn「静かすぎるな…。」
シヌは異変を感じ取り、誰かいないかと人を探した。
夜中の門番など、この時間でも必ず人はいるのに、誰とも出くわさない。
cn「おかしい…。」
シヌはバロの部屋へ行き、ドアを開けた。
バロのベットまで行くと、ピシッとされたシーツが誰も寝ていないことを物語った。
cn「どうゆうことだ？」
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
