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ジニョンが殺されてしまう…！
助けに行かなければ！
そう思ったサンドゥルはバロが率いる国の軍隊を追おうと一歩踏み出すと、誰かに腕を掴まれた。
sd「A…？」
振り返ると、今にも泣き出しそうなAが、サンドゥルの腕を掴んでいた。
「行かないでっ…！」
今の話を全て聞いていたのだろうか。
どうやらAは、サンドゥルがジニョンを助けに行こうとしているのを悟ったらしい。
「行ったらダメっ！危険すぎるよっ…！」
そう言って涙を堪えるAに、サンドゥルは胸が苦しくなる。
『危険すぎる』
そのAのセリフは、わかりきっていることだ。
助けに行けば、死が待っているかもしれない。
sd「A…。」
サンドゥルは震えるAをそっと抱きしめた。
そのサンドゥルの暖かい温もりに、Aは抑えていた涙が溢れ出た。
「嫌だよっ…！行かないでよっ…！」
sd「…大丈夫。また戻ってくるから…。」
サンドゥルは、Aをより強く抱き締めた。
「嘘っ…！そんな嘘付かないでっ！」
Aはサンドゥルの体を自分から突き飛ばす。
少しよろけたサンドゥルを見ると、今まで見た事のない辛そうで苦しそうな表情。
Aはどうしてもサンドゥルに行って欲しくなくてたまらない。
でもサンドゥルは、ジニョンが殺されそうな事実と、自分の困らせるような言葉の板挟みに、より辛いんだとAは感じた。
「…もう行けばいいじゃんっ！行きなよ！」
sd「A…。」
「嘘でも信じるよっ！絶対に帰ってくるって！信じればいいんでしょっ…！」
Aはそう言って、止まらない涙を隠そうと、手で顔を覆った。
sd「…………。」
哀しげな表情を浮かべたサンドゥルは、Aの手をどけて顔を覗き込む。
sd「A…？」
優しく自分の名を呼ばれたAは、サンドゥルに視線を向けると、彼の顔がゆっくりと近付いてくる。
そして唇と唇が触れ合った。
「ーーーっ！」
Aは、突然の出来事に体が跳ねる。
しかしサンドゥルの唇は自分の唇から離れることはなかった。
強くて長い深いキス。
自分の唇を包み込むようなサンドゥルのキスに、胸がギューっと音を立てているように苦しくなった。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
