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ーーー
その頃サンドゥルはAの部屋の前にいた。
ーコンコンッー
sd「A…？お願いだから顔見せて…。」
ドアの向こうにはAがいるはずなのに、返事さえしてくれなかった。
それほどサンドゥルが国に帰ってしまうのがショックなのだろう。
サンドゥル自身もここにいたいのは山々だが、Aとジニョンどちらかを選べと言われても答えが出なかった。
Aは、ドアの向こうにいるサンドゥルの声に耳を傾けながらも、部屋の隅で縮こまる。
「はぁ…こうやって拗ねててもしょうがないよね…。」
Aはボソリとそう呟くと、ドアを開けようと体を起こした。
すると窓の外がなにやら騒がしいことに気が付いた。
『ー大変だー！！ー』
だんだん大きくなる雑音と、騒ぐ人々の声にAは窓を開けた。
「……………？」
窓を開けると、けたたましい音が鮮明になる。
「戦争だー！！隣の国と戦争が起きるぞー！！」
人々がパニックになりながらそう叫んだ。
「戦争……？！」
Aは何が起きているかわからず顔を窓から出すと、遠くからバロを筆頭にたくさんの兵が隣の国へ向かう姿が見えた。
Aは事態を理解すると、思わず手で口を塞いだ。
「なんてこと…！」
サンドゥルも外の騒がしさに気付き、玄関から出た。
sd「一体何事だ…？！」
騒ぐ人々にサンドゥルは唖然とした。
「シヌ様のお怒りだ！！！」
一人の男性がそう言うと、サンドゥルは出来事を詳しく聞こうと、その男の手を掴んだ。
sd「何があったんですか？！」
「向こうの国がシヌ様を裏切ったんだよ！！」
その男はサンドゥルに興奮気味に言った。
sd「どうゆうことですか？！」
「A様はシヌ様と結婚する予定だったのに、A様の隣によくいる側近のやつと結婚するって言い出したんだってよ！！」
sd「そんなまさか…っ！！！」
サンドゥルは開いた口が塞がらなかった。
A様の隣によくいる側近と聞いただけで、それはジニョンの事だとすぐにわかった。
しかしそんな訳がない。
きっと何かの誤解だとサンドゥルは感じた。
「そりゃシヌ様もお怒りになるさ！向こうの国へそいつらを刺しに行った！！」
サンドゥルはその瞬間、この国の兵がジニョンを殺しに行った事を理解し、事態の大変さを痛感した。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
