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二人は湖の前に来ていた。
湖が月の明かりでキラキラして見えた。
ジニョンはサンドゥルを小さい舟に乗せると、一つの指輪を渡した。
jn「この舟を漕いで隣の国へ行くんだ。この指輪を売れば、半年は裕福に暮らせるはずだ。」
ジニョンは更に上着の中からよくわからない筒を取り出した。
jn「これは警告灯。いざという時これで煙を上げて。助けに行くから。」
ジニョンがベンに作らせた筒はサンドゥルの為だった。
サンドゥルはジニョンから、その筒を受け取ると、筒からほのかに香る匂いに気が付いた。
sd「ゼラニウム…？」
不思議がるサンドゥルにジニョンは微笑んだ。
jn「サンドゥルの部屋にあったゼラニウムをもらって作ったんだ。ごめんね、勝手に取って。」
sd「そうゆう事でしたか…。」
jn「うん、ゼラニウムを入れると煙が赤くなるんだ。赤い煙なら遠くでも発見しやすい。」
sd「こんな事まで…。」
jn「君をこんな事に巻き込んでしまってすまないと思ってる。」
sd「ジニョン様はこの先どうするおつもりですか？私が逃げたことがA様にバレたら…。」
jn「サンドゥルはこれから隣の国で暮らすんだ。その心配だけしてなさい！」
ジニョンは優しく微笑むとサンドゥルの肩に手をポンッと乗せた。
jn「さぁ時間がない！出発だ。」
ジニョンは舟を陸から離す。
sd「ジニョン様っ…。」
jn「……？」
sd「また…。また会えますよね？！」
サンドゥルはどんどん離れて行くジニョンの姿に、不安が増していくのがわかった。
jn「当たり前だ！絶対に会いに行くから！」
そう言って手を振るジニョンに、サンドゥルは涙を堪えながらも手を振りかえした。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
