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サンドゥルは懐かしいその味に思わず涙が溢れた。
父「……これは驚いたな…。」
Aとアシルは顔を見合わせ、何故サンドゥルが泣いているのか頭を傾げた。
見兼ねたアシルは、サンドゥルに今まで聞きたかったことを聞こうとサンドゥルの横に座った。
父「サンドゥル…何があったのか話してくれないかな…。」
sd「……でも……。」
サンドゥルはそう呟くと、俯いた。
アシルが自分の気持ちを配慮し優しく聞いてきてくれてることはわかる。
しかしサンドゥルは今まであった出来事を話す事に抵抗感を持っていた。
自分が生きていることが広まり、Aの耳に触れたら。
この親子を巻き込んでしまったら…。
sd「…すいませんっ…話せないんですっ……。」
そんなサンドゥルの言葉に、アシルは軽く息を吐いた。
父「そうか……。でもね、サンドゥル。今わかったよ。」
アシルはサンドゥルの肩に手をポンと置いた。
父「何があったかはわからない。でも君がいい人だという事がわかった。」
sd「…え……？」
サンドゥルは訳がわからないような顔をしてアシルを見た。
父「何故サンドゥルが今、家も無いこの地に来たのか…そんなの私達にテキトーに嘘でも付いて、この家に置いてもらえばいい話だ。」
sd「………。」
父「でも君はそうしなかった。むしろ話さないなんて…。」
アシルはサンドゥルの顔を覗き込む。
父「君は何かを守ろうとしているんだろう？」
sd「……っ！」
サンドゥルはアシルに見透かされたような気分だった。
父「サンドゥル…君はいい子だ。そう信じたいと思う。これからよろしく頼むよ。」
sd「それは…！」
父「部屋は今日寝た所を使ってくれ。」
アシルはサンドゥルの肩をまた軽くポンと叩くと微笑んだ。
sd「ありがとうございますっ…！」
サンドゥルは心からアシルにお礼を言った。
それを見ていたAも微笑みながら、優しくサンドゥルを見つめた。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
