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次の日の朝、Aはサンドゥルを起こしに部屋に入った。
起こそうとベッドに近付くとスヤスヤと眠るサンドゥルの横には、指輪と筒のような物が置いてあった。
「なんだこれ…？」
Aは、物珍しそうに指輪を手に取ってみる。
「わぁ〜…すご〜い…！」
キラキラと輝く綺麗で高そうな指輪。
一般市民のAには、触れたことも見たこともない代物だった。
「お金持ちって本当なんだ！！」
Aは、その指輪を自分の指にはめて眺めてみた。
「いひひひ。」
綺麗な指輪が自分の指にはめられているという優越感に思わずにんやりした。
そこでちょうどサンドゥルが、目を覚ます。
sd「うぅ〜ん…。」
「あっ！起きた？ちょうど起こしに来たんだ！」
Aの言葉に、サンドゥルはむっくり起き上がった。
sd「…おはようございます。」
「おはよ！！ねぇねぇこの指輪凄いね？めっちゃ綺麗！！」
Aは指輪をはめた手をひらひらして見せた。
サンドゥルはそれに気付くとハッとした。
sd「返してください！！」
少し焦って声が大きくなるサンドゥルにAはビクッとすると、バツが悪そうに指輪を取ってサンドゥルに返した。
「ちょっとはめてみただけじゃない…。」
sd「あ…すいません…。大事なもので…。」
「あっそ…。」
sd「本当にすいません、少しムキになりました…。そういえばアシルさんにお話があるのでちょっと行ってきますね。」
サンドゥルは申し訳なさそうに謝ると、ベットから降りてアシルの所へ向かった。
店の厨房を覗いてみると、アシルが料理の仕込みをしているようだった。
sd「アシルさん、おはようございます。」
サンドゥルが声をかけるとアシルは手を止めサンドゥルに笑いかけた。
父「おう！サンドゥル！よく眠れたか？」
sd「はい、お陰さまで。」
父「そうか、良かった！で、サンドゥルはこれからどうするんだ？」
sd「その話なんですが、ここに置いてもらうことは出来ないでしょうか…？」
その言葉にアシルは、腕を組んで少し考えているようだった。
父「昨日の働きぶりからして是非そうして貰いたい所だが、Aが君に警戒心を持ってる。もちろん私もAと同じだ。」
確かにそれもそうだ。
サンドゥルは、黙ってアシルに相槌をうった。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
