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一人きりになると、サンドゥルはそのままベッドへ腰を掛けた。
sd「ふぅ…。」
サンドゥルは労働の疲れからかそっと溜め息を吐くと、ポケットからジニョンにもらった指輪を取り出した。
いかにも高そうな指輪を眺め、ジニョンのセリフを思い返した。
jn『この指輪を売れば、半年は裕福に暮らせるだろう。』
一体どれほどの金額になるのだろうか？
しかしサンドゥルはその指輪を売る気などなかった。
ジニョンからもらった大切な宝物。
もしこれからも、アシルとAの店で働かせて貰えれば、生活はなんとかなるはずだ。
サンドゥルは明日、これからもお世話になれないかアシルに頼み込んでみようと決心した。
指輪をそっとベッドの端に置くと、次はポケットからジニョンがゼラニウムから作ったと言う警告灯の筒を取り出した。
その筒に鼻を近づけると、ゼラニウムの香りがサンドゥルの体を包み込んだ。
それと同時にジニョンの笑顔や、ベンとの戯れている思い出が頭に浮かぶ。
sd「ジニョン様…………。」
ジニョンは今頃どうしてるのだろう？
あの女の事だ。
もし逃したことがバレればジニョンの命はないだろう。
ジニョンの事を想うと、胸が張り裂けそうだった。
最悪な状態が頭に浮かんでしまう。
もし殺されていたら？
もうジニョンがこの世に存在していなかったら？
sd「ジニョン様っ…。」
サンドゥルはジニョンから貰った筒をギュッと強く握り締めた。
sd「どうか…どうかご無事でいてください…。」
今のサンドゥルには、そう願うしかなかった。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
