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サンドゥルは言われたまま、二人の親子についていくと、飲食店の中へ通された。
父「私達はここで民衆料理を経営してるんだ。」
sd「民衆料理…。」
父「まぁ安っぽい料理だが、評判はいいんだよ。」
幼い頃からジニョンの家で過ごして来たサンドゥルには、新鮮な場所だった。
店内にズラッと並べられたテーブルは、いつも見て来た傷一つないピカピカなテーブルとは違い、少し色落ちしてしまったような木のテーブルだった。
物珍しそうにキョロキョロするサンドゥルをよそに、父のアシルはのれんを掛け、店をオープンした。
父「私の名はアシル。娘はAって言うんだ。」
「…A…？」
サンドゥルは自分の国の王の娘と同じ名前に驚いた。
「驚いた？あなたの国のお姫様と同じ名前なのっ！！すごいでしょ？！」
二人の会話を聞いていたのか、Aは嬉しそうに身を乗り出して来た。
「あ〜ぁ、同じ名前なのにどうしてこうも身分が違うんだろう…憧れるなぁ…。」
sd「………。」
何も知らないAにサンドゥルは出す言葉が無かった。
そんな様子に父のアシルは気付いていた。
事情を聞こうとしたが、話かけるタイミングもなく、お客が入って来る。
客「よう！アシル！A！…あれ？見ない顔だな？」
「いらっしゃい！コイツ漂流してたんだよ。お父さんが勝手に連れてきた。どこの誰かもわからないのにねぇ…。」
Aはまだサンドゥルに警戒心を持っているようだった。
客「その人もここで働くのか？まぁここは二人じゃ忙しいから調度良かったんじゃねぇか？」
「何言ってんのよ！そんなわけないじゃない！！」
Aは否定したが、アシルは違ったようだ。
父「いや、良い案じゃないか！サンドゥル、今日だけでも頼むよ。お礼はもちろんするから！」
sd「えっ？あ、えぇ…。」
サンドゥルは断れない雰囲気に、ついOKしてしまった。
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紗羅(プロフ) - 爺夜光さん» 爺夜光さん、感動して頂けて嬉しいです！(/ _ ; )名言！そんなこと言ってくれるんですね(つД`)ノ笑笑 (2014年11月10日 1時) (
レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
爺夜光 - めちゃめちゃ感動しました（；＿；）ジニョンありて幸福。は名言だ！！！！ (2014年11月9日 15時) (レス) id: 09e6700f3a (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - こっとん .さん» こっとんさん、そんな事言って頂けて逆に感動です＞_＜最後まで見ていただいてありがとうございます！！(/ _ ; ) (2014年11月7日 4時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
こっとん .(プロフ) - 凄く感動する物語でした！！ゼラニウムと花言葉が大好きになりました。。。！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: ab9d7740e7 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - すんすんさん» すんすんさん、ありがとうございます*\(^o^)/*本当ですか？！とても嬉しいです！！頑張りますね！∩^ω^∩ジニョンとサンドゥル…幸せにしたいです…笑笑 (2014年10月21日 20時) (レス) id: e34e972bbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗羅 | 作成日時：2014年9月21日 17時
