頑張った者たちへ ページ9
私たち女子バレー部は全国行きを決めた。
縁/矢/二/白
「「「「おめでとう!姉さん!」」」」
A『ありがとう。みんなもよく頑張ったよ!
お疲れ様。来年こそ行くんだよ?』
縁/矢/二/白「「「「うん!!」」」」
今日は私の心臓が持たないとか忘れて、
いっぱいいっぱい構ってあげよう。
表彰式。私は賞状と優勝カップを
初めて手にした。こんなに優勝カップって
重たいんだ…
司会「男子部ベストセッター賞を
獲得したのは…北川第一中学校、
及川徹君。」
あぁ…やっぱりこれは変わらないのね…
あっ因みにスパイカー賞が若様。
いや〜若様は今日もお綺麗でしたよ〜
司会「女子の部ベストスパイカー賞は、
北川第一中学校の楯山Aさん。」
???マジですか…本当ですか…
A『はっはい!!』
賞状とたてを貰えた。とても嬉しかった。
家へ帰ったら私の部屋に四人を呼んだ。
A『泣きなさい。』
4「「「「???」」」」
A『悔しいでしょ?何してもいいから
泣いていいよ?おいで。』
そしたら弟たち、続々と来たのだが
長男の賢二郎だけが来なかった。
きっと見られるのが嫌なんだろうな…
私もそういう姉としての(?)プライド
みたいな物があるから何があっても泣けない。
A『よしよし…みんな頑張ったね。』
というか何この状況!?推し三人が抱き
締めてくれてるんだけど!?
そして泣き顔も素敵です。好きです。
縁「姉さんは新山女子行く?」
A『うん。推薦貰えた!』
矢「毎日電話してくれる?」
A『するよ!』
二「土日帰って来る?」
A『絶対帰るから大丈夫!』
それから泣き止んだ彼らは
部屋へと戻って行った。
私は賢二郎の部屋へ行った。
[コンコン]白「着替え中。」
そんなの構わない。いや嘘。
この筋肉好きが体を見るのはヤバい。
[ガチャっ]
A『一人で泣いちゃダメだよ?』
白「っ!なっ何で?」
A『チームで悔しがらないと。』
白「…[ギュッ]」
おぉ…いきなり抱き着いてきた…
白「っ…くっ悔しかった…」
A『うん。よく頑張ったね。賢二郎。』
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作者名:幸ぴろ | 作成日時:2020年6月9日 22時