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いつの間に近くに来ていた軍艦は、マルコ達の手によってほぼ壊滅状態に追い込まれていた。
さすがお兄ちゃん、仕事が早いわ。
そんな事を思っていると、いきなりマルコが突っ込んできて、思いっきり抱き締められた。
｢大丈夫か！？何もされてねェか！？中将の奴と2人にしちまって悪かったよい！｣
｢ううん、大丈夫。少し話してただけだから。｣
｢あんな氷野郎と話す事なんてねェだろい。｣
｢まあね。でも、本当に大丈夫よ、何もなかった。追い返すくらいしか出来なかったけどね。｣
｢十分だよい。何もないならそれが一番だ。…お前らも、お疲れさん。怪我してる奴には手当して、本船に着くまで休んでろい。｣
そして隊員達に声をかけ、部屋に戻らせ、また2人きり。
私をマルコの肩に凭れさせ、頭を撫でてくれた。
心地よくてぎゅっと抱きつけば、マルコは嬉しそうに微笑み、額に唇を落とした。
｢ねえ、マルコ。｣
｢なんだい？｣
｢私ね、皆に言わなきゃいけない事があるの。｣
｢能力の話か？｣
｢…！知ってたの？｣
｢Aが何か隠してる事には気付いてた。でも話したくねェんなら、聞くのは野暮だろい。まァ、お前からどんな能力を使うのか聞いた事ねェし、飛んだり蹴ったりする時に使うのは見てるが、それ以外には使わないようにしてるみたいだったから、検討はついてたよい。｣
｢そっ…か。へへ、マルコには隠し事は出来ないね。｣
｢当たり前だろ。おれには通用しねェよい。｣
｢嫌いに、なった？｣
｢まさか。そんな事で嫌いになんて、なる訳ねェだろ。バカ言ってんじゃねェよい。｣
こつん、と軽くデコピンされ、思わず顔を顰めれば、マルコは大笑いした。
｢ははっ、そんなんで顔を顰めるようじゃ、まだまだAはお子ちゃまだねい。｣
｢そんな事ないもん！お兄ちゃんのばーか！意地悪！嫌い！｣
｢なっ、それはねェだろい！！｣
｢…ふふっ、嘘に決まってるじゃない。そんなんで焦っちゃって、マルコもまだまだお子ちゃまねェ。｣
｢うるせェよい！｣
｢大好きよ、お兄ちゃん。｣
｢…おれだって大好きだよい。｣
ぎゅっと抱き締め合って、仲直り。
喧嘩の後はいつもこうだ。
だんだん暗くなってきて、眠気が襲ってくる。
マルコの体温が、更に眠気を増長させていた。
｢明日にならねェとモビーには着かないし、もう寝るか。｣
｢一緒に寝てくれる？｣
｢当たり前だろい。｣
見張りを交代して、私達もようやくゆっくり眠る事が出来た。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
