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｢おれはよく海賊らしくねェだとか、物欲がないだとか言われるが、無いわけじゃない。欲しいモンが初めから決まってるからだ。運命だ、永遠だなんて言葉は信じちゃいねェが、お前さんとはこの命がある限り、一緒にいたいと思ってる。前世の事は関係なく、愛してるなんかじゃ足りないくらい、お前さんが愛しい。｣
目を丸くさせるお嬢の手を取り、口付ける。
｢おれの全てをあげるから、お前さんのこれからの人生を、おれにくれないか？｣
下を向いてしまったお嬢。握った手をぎゅっと握り返してはくれたが、何も言わないお嬢に少しの不安が襲う。
｢マリー？｣
懐かしい、遠い昔に呼んでいた名を呼べば、ばっと顔を上げ、その目には涙が滲んでいた。
｢そう呼んでくれる人を、ずっと探していたの。あなただったのね、イゾウ。｣
｢ああ、おれだ。｣
｢でも…そうでなかったとしても、前世を抜きにしても、私はイゾウが好き。どうしようもなく、あなたが好きよ。私の全てを、もらってください。｣
｢ありがとう。おれの全てを懸けて、幸せにすると誓うよ。｣
想いが通じ合い、彼女を抱き締め、初めて口付けを交わした。
何度か繰り返した後、酒を片付け、お嬢を部屋に呼んだ。
緊張して固まるお嬢が何だかおかしくて、それでいて愛おしい。
｢そんなすぐ取って食いやしねェよ。おいで。｣
両手を広げると、おずおずと腕の中に収まった。
｢マルコとはよくしてるだろ？｣
｢それは兄妹だから。イゾウとは、その…恥ずかしい、もの。だってまだ信じられなくて。｣
あまりにも可愛い事を言うもんだから、抱き締める腕を強め、唇を奪った。
息を吸うのに開いた隙間から舌を差し込むと、ビクッと肩が震えた。逃げ惑う舌を捕まえ、絡めれば、ぎゅっとしがみついて来る。
それが可愛くて、愛しくて仕方がない。
唇を離す頃には、息は上がり頬は紅潮し、ぐったりと凭れかかってきた。
｢ははっ、ちょっとやりすぎたな。｣
｢もう…許す。｣
｢やっと手に入った。ずっと、こうしたかったんだ。｣
｢…好きよ、イゾウ。｣
｢ああ、おれもだ。…あ、そうだこれを。｣
そう言っておれは、引き出しにしまっていた物を差し出した。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
