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2人の言い争いを聞いていると、だんだん眠たくなってきた。イゾウに抱き締められたままだったから、最初こそ少し緊張したけれど、今は温かくて安眠材料となっている。
胸元に顔を埋めているから、とくとくと聞こえる心音が心地良くて、更に眠りを誘っていく。
本当に力が入らなくなってきて、イゾウに体重を預け、そのまま眠ってしまった。
＿イゾウside
｢お嬢？｣
声をかけたが起きる気配がない。腕の中ですやすやと眠るお嬢の頭を撫でていると、赤髪が驚いた顔をしていた。
｢何だよ。｣
｢お前…記憶が戻ったのか？｣
｢ああ、全てな。記憶が戻って自覚した。だが、おれが好きなのは今のお嬢だ。前世云々は関係ない。｣
｢ヘェ…そうか。こりゃ手強いな。｣
｢渡さねェよ。お前にも、誰にもな。｣
｢ヒュー♪格好良いなァ！｣
｢うるせェ。ほら、そろそろ出航じゃねェのか？レイリーが怒った顔でこっち見てるぞ。｣
｢うわっ、やば！｣
｢お嬢、起きな。ロジャー達、出航だぞ。｣
｢んっ…ふぁあ…。｣
腰を抱き、支えてやるが、まだ眠そうで瞬きが恐ろしくゆっくりだ。
｢んじゃ、またなA。また会いに来るから。｣
赤髪はお嬢の髪を撫で、額にキスを落として走って行った。
｢行っちゃった。…あ、ごめんねイゾウ。私体重預けて寝ちゃってたわよね。重かったでしょう？身体痛くない？｣
｢お嬢は軽いから平気さ。それよりも…。｣
小首を傾げるお嬢を余所に、落ちた髪を耳に掛けてやりながら、さっき赤髪が口付けた場所に唇を落とした。
｢んっ、ど、どうしたの？｣
｢消毒だな。｣
かあっと赤くなる頬に、思わず笑みがこぼれそうになるのを噛み殺す。
｢なっ、な…！｣
｢どうした？｣
｢す、す、好きでもない人にそういう事しちゃダメっ！ダメなんだからね！！｣
｢あ、おい！｣
お嬢は鳥になると、猛スピードで空高く飛んで行った。動揺しただけか、それともお嬢もおれを…？
見えてきた可能性に、今度こそ笑みがこぼれ落ちた。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 一緒にイゾウ沼にずぶずぶになりましょう！！！(助ける気なし) (2020年11月27日 21時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - イゾウ様がとにかく最高すぎてムフムフニヤニヤデレデレが止まらないです(もはや変態。助けて下され。) (2020年11月26日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» ワンピはイケオジたくさんいますよね！んーー、ちょっと構想練ってみましたけど、思いつきません笑短編集でなら書けそう...？ (2020年11月15日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - レイリーさん、やっぱり最高すぎる笑笑なにあの、紳士！いけおじ！紳士の塊！ほんと最高かって。ルイさん、レイさんオチの小説書いてくれません笑？それか同じイケオジなら、ベンさんでもいいかもっ！どちらも小説ないですから汗 (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！双子はお互い恋愛は自由だと思いつつ、目に付いてしまうとお互いに嫉妬心出ます笑 (2020年11月8日 21時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月30日 20時
