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船に戻ると人気は少なかった。
皆はまだ、夜の街でお楽しみ中らしい。
部屋まで送ってもらって、軽くシャワーを浴びた。
ベッドに入ったけど何だか寝付けない。
やっぱりいつも一緒に寝てるから、マルコがいないのは寂しかった。
でも…いい加減兄離れした方がいいのかしら。
部屋、分けてもらおうかな。
気配を探るとオヤジはまだ起きていたみたいだったから、船長室に向かった。
｢オヤジ、入っていい？｣
｢Aか？おう、いいぞ。｣
許可を得て部屋に入る。
オヤジはベッドに寝そべりお酒を飲んでいた。
私もベッドによじ登り、オヤジの足元に座った。
｢どうした、こんな時間に。マルコがいなくて寂しいか？｣
｢っ、なんで分かるの？｣
｢お前は昔からマルコが大好きだったろう。アイツがいない日はいつもおれや兄弟達の布団に潜り込んでたからな。｣
｢ふふ、そうだったわね。｣
｢マルコもお前にベッタリだからなァ…。｣
｢嬉しいんだけどね、そろそろ兄離れでもしようかなって思って、マルコの部屋出ようかと思ってるの。｣
｢おれはいいが、マルコが許さねェだろ。｣
｢そうかしら。｣
｢お前もマルコも、兄離れ妹離れは出来ねェさ。昔っからだ。そんな簡単に変われねェよ。｣
｢うーん…そんな気がしてきた。｣
｢だろ？諦めな。グララララ！｣
ぐびぐびとお酒を飲み干し、私をひょいっと持ち上げるとオヤジのお腹に乗せられた。
｢今日は久しぶりに一緒に寝るか。｣
｢いいの？｣
｢たまには愛娘とゆっくりしたいしな。｣
｢ふふ、やった。｣
それから眠りに落ちるまで、オヤジのお腹の上でお喋りを楽しんだ。
結局部屋はそのまま…部屋だけじゃなくて全部そのままでいくことにした。
朝帰って来たマルコが、私が部屋にいないって騒いで探し回っていたらしい。
だから部屋も出ないし、兄離れはしない事にした。
そして昨日私が酒場を出た後の事を根掘り葉掘り聞かれ、兄の過保護が加速したのだった。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» あと、月見草は無言の愛、イベリスは心を惹き付けるとか移り気って意味があって、そこにハルタの心情を込めてみました！ (2020年10月29日 9時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 月見草、ほのかな恋、イベリス、甘い誘惑なんですね。 (2020年10月29日 6時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！本当は優しくて良い子なのに不器用な感じを出したかったんですけど...出せてますかね？ぜひ調べてみてください♪ (2020年10月28日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 今からソッコー花言葉調べに行ってまいります！！！ハルたん、可愛すぎ！ひっそり一途で、でも運命に抗ってみたり…最高です！ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» いるだけで色気が溢れていそうですよね！大人な誘惑に私も惑わされたいです！！ (2020年10月27日 14時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月15日 16時
