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＿Aside
店は春エリアにあって、夜桜を見に行くにはちょうど良かった。
ずーっとマルコが肩を抱いてて離してくれなかったから、ようやく出て来られたのよね。
ライトアップされた桜は幻想的で美しく、儚かった。
そんな桜で思い起こされるのは皆のお墓。
お墓は桜の木の側に建てたから。
そして風と共に現れた彼。ぼんやりとして顔は見えなかったけど、確かに会ったのよね。
懐かしみながら歩いていると、目に止まったのは朝に見つけられなかった小さな青い花。
ズキン、と痛む頭。
この感覚、前に初めてシャンクスと会った時の。
あの時の痛みと同じだ。
｢おねーさん！大丈夫ー？｣
｢具合悪いならおれらが介抱してあげよっか？｣
ニヤニヤと声をかけてきた2人組の男。
おかげで痛みは消え、記憶も戻らなかった。
｢結構です。｣
彼等の横を通り過ぎようとすれば、腕を掴まれてしまった。
そして何故か力が抜けていく。
｢な、に…？｣
｢あれ、お姉さん能力者だった？じゃあキツいよねー。おれ、護身用に海楼石で作った指輪着けてんの♪高かったけど、純度高い海楼石使ってるからね。｣
｢やめ、て…お願い離して…っ！｣
｢かーわいい！涙浮かべちゃって！｣
｢名前なんて言うの？｣
｢教える訳、ないでしょう？｣
息も絶え絶えに、意味を成さないと思いつつも彼らを睨みつける。
｢じゃ、これ着けててねー。もう一個あるから！｣
両手の親指に指輪を嵌められ、全くもって動けないし抵抗も出来なかった。
｢本当に、やめて…お願い…。｣
｢とりあえず行こっか！白ひげ海賊団が来てるらしいし、見つからないうちにね！｣
引き摺られる身体。本当に動けない。
自分の油断が招いた事だ。
こんな事になるならマルコを連れてくれば良かった。
半ば諦めて目を閉じると、引き摺られている方とは逆方向に腰を抱かれ引き寄せられた。
驚いた男達は突然の事に手を離した為、私は解放された。
｢おれの女に何の用だ？｣
｢ひっ！お前、白ひげ海賊団の…！｣
｢やべェ、逃げるぞ！｣
｢この趣味の悪い指輪も持って帰れよ。｣
｢は、はい！！｣
その人は私の指から指輪を抜き取り投げつけた。
男達はしっぽを巻いて逃げて行った。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» あと、月見草は無言の愛、イベリスは心を惹き付けるとか移り気って意味があって、そこにハルタの心情を込めてみました！ (2020年10月29日 9時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 月見草、ほのかな恋、イベリス、甘い誘惑なんですね。 (2020年10月29日 6時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！本当は優しくて良い子なのに不器用な感じを出したかったんですけど...出せてますかね？ぜひ調べてみてください♪ (2020年10月28日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 今からソッコー花言葉調べに行ってまいります！！！ハルたん、可愛すぎ！ひっそり一途で、でも運命に抗ってみたり…最高です！ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» いるだけで色気が溢れていそうですよね！大人な誘惑に私も惑わされたいです！！ (2020年10月27日 14時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月15日 16時
