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寝る時はマルコと同じベッドで寝る。
いつものようにくっついていると、不意にマルコは私の目元をなぞった。
(※くっついて寝るのは彼等にとっては通常です)
｢目、赤いな。泣いたのか？｣
｢さっきゴミが入っちゃって。目擦りすぎたのかも。｣
｢おれに嘘は通用しねェよい。｣
｢…そうよね、ごめん。｣
｢今日サッチといたろい？アイツのせいか？｣
｢ううん。サッチは雨に打たれた私に傘を差してくれただけよ。｣
｢雨に打たれたって…風呂でちゃんと温まってきたのか？｣
｢ええ。暑いくらいにね。｣
｢ならいいよい。で、何で泣いたんだ？｣
｢私、いつまで1人なんだろうって考えてたの。気付いたら泣いてた。｣
｢お前にはおれがいるだろい？｣
｢ふふ、それはもちろん。でもそうじゃなくて、前世の恋人の話よ。私が思い出せないままなら、ずっと1人なのかなって。｣
｢…サッチも言ってたが、前世を引き摺る必要はないんじゃねェかい？お前はお前の幸せを探したっていいんだ。そいつじゃなくたって、お前が好きならその人を選んだっていいんだよい。｣
｢そう、よね。…1回本当に忘れてみようかしら。｣
｢どんな選択をしたって、おれはAの味方だからな。それだけは覚えておけよい。｣
｢ありがとうマルコ。大好き。｣
｢ははっ、今日は随分甘えただねい。おれも大好きだよい。｣
背中に腕を回して胸元に顔を埋めると、マルコも抱き締め返して額にキスをしてくれる。
(※何度も言いますが、これが彼等の通常です)
｢えへへ、マルコいい匂い。凄く落ち着くの。｣
｢そうかい？まァ、おれもAの匂いは好きだし落ち着くな。｣
そのままマルコに腕枕をしてもらって、抱き締められながら眠りについた。
(※本当に何度でも言います、彼等にはこれが普通です)
翌朝、なかなか起きて来ない双子を起こしに来たサッチは、抱き合って眠る2人を見て叫び、起こされ不機嫌なマルコから本気の蹴りを食らっていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
(一応補足)
マルコとAの距離感…まるで恋人のようですね。
そうです、彼等の距離感は5歳の時のままなのです。
前世から引き継いだ愛情が、会えない時間があったせいで更に膨れ上がったようです。
ちなみに街を歩けば恋人と間違われますが、あくまで2人は兄妹です。
距離感がおかしいので、普通に手も繋ぐし、抱きしめ合ったり一緒に寝たりします。
でも、抱く愛は兄妹愛なのです。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» あと、月見草は無言の愛、イベリスは心を惹き付けるとか移り気って意味があって、そこにハルタの心情を込めてみました！ (2020年10月29日 9時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 月見草、ほのかな恋、イベリス、甘い誘惑なんですね。 (2020年10月29日 6時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！本当は優しくて良い子なのに不器用な感じを出したかったんですけど...出せてますかね？ぜひ調べてみてください♪ (2020年10月28日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 今からソッコー花言葉調べに行ってまいります！！！ハルたん、可愛すぎ！ひっそり一途で、でも運命に抗ってみたり…最高です！ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» いるだけで色気が溢れていそうですよね！大人な誘惑に私も惑わされたいです！！ (2020年10月27日 14時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月15日 16時
