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＿Aside
この状況には気付いてる。
分かってて、オヤジも何もするなって言った。
私が何か言われるのはいい。力でねじ伏せる自信はあるから。
私を何と言おうと、どんなにバカにされようと、そんなのはどうでもいい。
でも、オヤジの采配にまで文句を言い、疑う奴等だけは許せなかった。
その事に対して、私は我慢の限界だった。
そして、その我慢がとうとう爆発する事となる。
＿No side
｢オヤジも焼きが回ったんじゃねェ？最近自分じゃ動かねェしな。｣
誰かがそう言った。
それはそこそこ古株の1番隊のクルーだった。
談笑している輪の中にいるそのクルーの元へ行き、Aはそのクルーの胸倉を掴んだ。
どうやら遂に堪忍袋の緒が切れたらしい。
｢ねえ、それもう1回言ってみなさいよ。｣
｢あァ？何度でも言ってやるよ。オヤジも焼きが回ったんじゃねェかってな！｣
そのクルーは彼女が初めて言い返して来た事に驚いていたが、胸倉を掴まれている事が気に障ったらしく、逆ギレし始めた。
｢私の事はいくらでも言ってくれて構わないわ。何とでも言いなさい。でも、オヤジを侮辱する事だけは絶対に許さない。今の発言、今すぐ撤回するなら許してあげる。しないならアンタをここで叩きのめす。｣
そう言ったAの目は、普段の澄んだ海のような目から一変して、怒りによりギラギラと燃えていた。
しかし男は依然として反抗的な態度を崩さない。
Aの発言を鼻で笑ってのけた。
｢はっ、やれるもんならやってみろよ。｣
｢この際だからハッキリさせておきましょうか。私に1番隊の副隊長を務める素質があるのかどうか。普段から陰でコソコソ言ってる貴方達が見極められるように模擬戦でもしましょう。武器でも何でも使っていいから。｣
未だAの目はギラついている。
男は余裕綽々といった感じで、剣を構え、戦闘態勢に入った。
騒ぎを聞きつけ、今まで戦闘員として、Aを見下していた者達が甲板に集まった。
その数は凄まじかった。
Aは適当に審判を指名した。
｢じゃあ…降参するか、相手が気絶するまでという事で…。｣
｢何でもいいからさっさと終わらせようぜ？｣
男はまだ余裕そうだ。
Aは何も言わない。その上、刀を鞘から出してもいない。
｢では…はじめ！｣
勝負は一瞬で決まった。
皆は何が起こったのか分からなかった。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» あと、月見草は無言の愛、イベリスは心を惹き付けるとか移り気って意味があって、そこにハルタの心情を込めてみました！ (2020年10月29日 9時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 月見草、ほのかな恋、イベリス、甘い誘惑なんですね。 (2020年10月29日 6時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！本当は優しくて良い子なのに不器用な感じを出したかったんですけど...出せてますかね？ぜひ調べてみてください♪ (2020年10月28日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 今からソッコー花言葉調べに行ってまいります！！！ハルたん、可愛すぎ！ひっそり一途で、でも運命に抗ってみたり…最高です！ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» いるだけで色気が溢れていそうですよね！大人な誘惑に私も惑わされたいです！！ (2020年10月27日 14時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月15日 16時
