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＿No side
｢部屋、おれと一緒でいいか？｣
｢うん、マルコと一緒がいい。｣
｢ん、じゃあ荷物は…｣
｢ちょっ、ストップストップ！！｣
｢待て待てお前等！！｣
マルコとAの会話に割って入ったのはハルタとサッチ。
｢なんだよい。｣
怪訝そうな目を向け、Aの手を握り、その反対の手で荷物を持ちながらマルコは振り向いた。
｢ねえ、本当に同じ部屋にするの！？二人が仲良いのは昔からだけどさ…。｣
｢この際手ェ繋いでんのは良しとしよう。だがな、いくら双子でも年頃の男女が同じ部屋っていうのはどうなんだ？｣
きょとんとした顔で2人を見つめるマルコとA。
2人揃ってそれが何？と言いたげな顔をしていた。
｢ダメなの？｣
｢おれが良いって言ってんだ。良いよい。｣
｢私もマルコと同じ部屋がいい。｣
遂にハルタとサッチは顔を見合わせため息をついた。
｢分かった、気にしたおれらがバカだったよ。｣
｢うんうん。2人の好きにして！｣
そう言って2人は去って行った。
残されたマルコとAは未だよく分からないといった様子だったが、気にする事なくマルコの部屋へと向かった。
｢広いのね。｣
｢荷物はこれだけか？｣
｢ええ。｣
｢欲しいもんあれば次の島で買ってやるよい。｣
｢ありがとう。｣
そして2人はお互い生き別れた後の話をした。
マルコは父親に捨てられた後、割とすぐに白ひげに拾われたらしい。
だからAの話を聞いて涙ぐんでいた。
｢辛かったねい…！これからはきっと楽しい事ばかりだよい。もう離れねェから！｣
｢うん。私も、離れたくない…っ！｣
力いっぱい抱き締め合い、2人の涙が落ち着くまでそうしていた。
マルコが入れた珈琲を片手に、Aは気になっていた事を聞く事にした。
｢そういえば…マルコは覚えてる？私が付き合ってた人の事。｣
｢Aは覚えてないのか？｣
｢うん。会えば分かるかなって思ってたんだけど…正直他の兄弟達も会うまで顔を思い出せなかったし。｣
｢まァ…無理に思い出さなくてもいいんじゃねェかい？こうして会えたんだから。｣
｢そう、ね。やっと会えたんだもの。嬉しいわ！｣
2人は宴が始まるまでずっと話をしていたが、話題が尽きる事はなかった。
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ルイ(プロフ) - 哀羅さん» あと、月見草は無言の愛、イベリスは心を惹き付けるとか移り気って意味があって、そこにハルタの心情を込めてみました！ (2020年10月29日 9時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 月見草、ほのかな恋、イベリス、甘い誘惑なんですね。 (2020年10月29日 6時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 可愛いですよね！本当は優しくて良い子なのに不器用な感じを出したかったんですけど...出せてますかね？ぜひ調べてみてください♪ (2020年10月28日 23時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 今からソッコー花言葉調べに行ってまいります！！！ハルたん、可愛すぎ！ひっそり一途で、でも運命に抗ってみたり…最高です！ (2020年10月28日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» いるだけで色気が溢れていそうですよね！大人な誘惑に私も惑わされたいです！！ (2020年10月27日 14時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月15日 16時
