【HQ‼︎】コート上の王様は私にとっての王子様【影山飛雄】 (ページ6)

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｡.✽･5.未練ページ6

先生に頼まれて、怪我をした徹くんを迎えに行くことになった。
今日は練習試合。

「大丈夫ですか？徹くん？」

「あー、心配かけちゃった？？ごめんね～、大したことは無いよ。行こっか？」

にっこりと微笑む徹くん。

顔整ってるなぁ、、、

「対戦相手って、どこなんですか？？」

言われてなかったよね…？

「烏野。」

っ！？

か、らすのって…

「うん、いるよ。飛雄。」

え…、確かに、確かに！、ね？

飛雄に会うためにマネージャーになろうと思った。

でも…どうしよ、う？

「行くしかないよ、行こう。飛雄、どうせいつか会うことにはなるよ。」

徹くんはすごく言葉を選んで言ってくれてるんだって…、痛いほどわかった。

だから余計辛かった。

徹くん、私の事、好きなんだ、よね？

それが勘違いでないのなら、
辛い、ですよね…？

でも、そんな言葉は出なかった。

徹くんについて行くようにただ歩く。

ほぼ試合は終わっている＿＿
負けるね、こりゃあ。

にしても整った顔。

今回は徹くんじゃなくて

君だよ。飛雄。

飛雄は試合に集中してるから私には気づいてないようで…

ーピピーッ

試合終了。

「徹くんっ、はい、お疲れ様です。怪我は…？」

「大丈夫、大丈夫。ありがとう♪」
友達、先輩って意味ではすごく尊敬してるし、大切なんだけど、なんか、なんか違うんだ。

まだ＿＿

まだ？
自分で出てきた言葉に驚く。

『まだ』

それは今ではないと言っており、まるで未来は…ということを意味しているようだった。