【HQ‼︎】コート上の王様は私にとっての王子様【影山飛雄】

｡.✽･27.笑顔 ページ28

今日。烏野に負けた。




つまりおしまい。もうこの年はコートには立てない。


……要するに。





徹くんは、引退。





悲しい。負けたのは悔しい。






でも、、、




それよりも。

私はみんなのマネージャーとして役に立てていたのだろうか。






3年生に、私は必要な存在として覚えられていただろうか。







どんな場面を思い出しても徹くんに支えられている気がする。



私はこれから徹くんなしでやっていけるのだろうか。

徹くんにも会えないで……




そう思うと涙が止まらなかった。





「もう…失いたくない。」



大切な人を。
徹くんを。






ーピロン

徹くんからのメッセージ。







『Aちゃん。起きてる？』


心配してくれているんだ。
『はい。』




『寝れないの？泣いてない笑？』

うっ…(((汗


『泣きました…』



『やっぱりね、そんなとこもカワイイけど。でもね、Aちゃん。大丈夫だよ。』

……？もしかして気づいてる？




なんで泣いてたか。





『俺が居なくても大丈夫。何かあったらいつでもここで話そう。来てって言ってくれたら俺はいつでも行く。』










『だから、泣かないでよ。笑ってよ。Aちゃんには笑顔が似合う。』








……うん。









『はい…っ』




私のヒーローは君だよ。
やっぱり。





これだけは、本当に。、

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