【HQ‼︎】コート上の王様は私にとっての王子様【影山飛雄】

｡.✽･18.恋恋（影山side ページ19

「なあ！聞いた！？聞いた！？」



日向が興奮気味でみんなに話しかける。

少しうるさい。






「なんだー？」


先輩が返事してるってことはタメ口で話しかけてることになってるじゃねーか。



でも日向はそんなこと知ったこっちゃないくらい慌てている。


「だ、大王様と、！羽瀬川さん！付き合ったっらしいですっっっ」


ああ….。だろうな。




「うえー、まじかー、でもあり得るわ〜。全然ー」




そんなに驚いていない先輩達。





意外と何故か月島が1番驚いていた。



意外、か？






「王様。大丈夫なの。まだ好きだったデショ」




はぁ、図星、だな。

でもいい、もう。






これは月島なりの優しさなんだろうけど、俺にとってはただの傷えぐりだ。







「知ってたしな。相談されたから」

俺が＿＿＿答えれるのはこれだけだ。







嗚呼。





俺ら、


『あのね、、、ほんとは。影山くんのこと好きだったんだ。』

『っ！俺も、好きだっ』


って始まって





『飛雄。ごめん、もう、やめよ。別れよう。』


『なんで…』




『飛雄のことは…好きだよ。今も。でもね、受験もあるし、飛雄だって部活もある。だからそうした方がいいと思う。私たちのために。』





『そっか。俺も、好きだ。ずっと、今も。でも…そうだな、そうしよう』



こう終わったな。







なんだ、手放してんの俺じゃないか。



バカなのか？



いや、バカなんだよな。












お互い好きだと伝えて始まり、お互い好きだと言って終わった恋だった

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