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家に着くと、私とロボロくんはリビングで椅子に座って向かい合っていた。
「ロボロくん、お昼休憩の時の話なんだけど…」
rbr「あぁ、Aが次の引越し先を探してたって話か？」
「そう。自分から転がり込んだ身でなんだけど、ロボロくんの家にずっとお世話になるのは申し訳ないと思って引越し先を探してたんだ」
「ロボロくん、黙っててごめんね。次の引越し先が決まったら、すぐに出ていくから」と私が言うと、ロボロくんが首を横に振った。
ロボロくんは、「A、引越し先は探さんでええよ」とキッパリと言い切った。
「いや、流石に悪いよ。今借りてる部屋も、誰か住んでいたんでしょう？」
rbr「今Aに貸しとる部屋は、絵斗
「か、絵斗さん…？」
絵斗さんはロボロくんのお兄さんで、小さい頃に良く一緒に遊んで貰ったのを覚えている。
「今は仕事の転勤で別の場所で一人暮らししてるから、あの部屋はもう全く使ってへんねん」とロボロくんが言う。
「…じゃあ、どうしてロボロくんは私にそんなに優しくしてくれるの？」
ずっとロボロくんに聞いてみたかった。
いつもどんな時でも私を助けてくれるロボロくんに。
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