【d!】雨上がり、晴天なり。【rbr】【完結】 (ページ29)

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私はロボロくんに手を引かれたまま、駐車場にやって来た。

「ロボロくん、手…」

rbr「あ！すまん…！！」

そして、ようやくロボロくんの手が離れた。

「ロボロくん、助けに来てくれてありがとう」

rbr「たまたま仕事で防犯カメラの映像を確認しとったら、Aとアイツが画面に映ったんや」

ロボロくんは会社のセキュリティ関係の仕事をしているので、ロボロくんの説明に納得がいった。

「そうだったんだね。私1人じゃ振り切れそうに無かったから本当に助かったよ」

「Aが無事でほんまに良かったわ」とロボロくんが言う。

rbr「先に車に乗って待っといて。Aと俺の荷物取ってくるし」

「あれ？さっきシャオロンさんか誰かに荷物を持って来て貰うって…」

rbr「実は俺も慌ててAのところに行ったから、ケータイと車の鍵しか持ってへんねん。すぐ戻って来るしな〜」

ロボロくんが私のために慌てて駆けつけてくれたことが分かると、つい嬉しく感じてしまう。

「じゃあ、私もロボロくんと一緒に戻るよ」

「まだ近くにアイツがウロついてるかもしれんやろ？気持ちは分かるけど、しばらく車の中で待っといてや」

私が「分かったよ」と答えると、ロボロくんは私に車の鍵を預けて会社に戻って行った。

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