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rbr視点
rbr「A、大丈夫か？今日は休んだ方がええんとちゃうか？」
正直なところ無理にでも休んで貰いたかったけど、Aのことやからどうせ行くって言うんやろうな。
会社は同じやけど、部署が違うから強制出来んのが悔やまれる。
「ううん、大丈夫だよ。身体は元気だから、休んでられないよ」
rbr「そこまで言うならええけど、なんかあったら連絡してや」
「ありがとう。それじゃあ、行ってくるね」
rbr「気を付けてなぁ」
俺はAに気の利いた一言も言えず、Aの寂しそうな背中をただ見送ることしか出来ひんかった。
せめて車で送ってやったら良かったなぁ…。
ふと思い出したくもない、Aから
紹介されたのと同時に俺の初恋が告白するまでも無く、呆気なくAに失恋してしまった。
その日の晩は枕を濡らしたのを良く覚えとる。
あの時、俺が
終わってしまったことは取り返せんけど、Aには幸せになって欲しい。
たとえ俺が、Aの隣に立てんかったとしても。
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