５８話 ページ13
「うーん、じゃあ苦めのガトーショコラにするか？」
イルカ「お！いいなそれ！」
カチャカチャ
「なぁなんでこの状況でケーキ？」
イルカ「ん？ああそれは甘いものなら皆安心して気が休まるだろ？」
「ふふ、まぁイルカなりの優しさだな」
カチャカチャ
イルカ「じゃあさっさと仕上げますか！」
「ああ」
ざわざわ
「ん？なんか外が騒がしいな？ロー帰って来たか？」
イルカ「Aはいっていいぞ、もう焼きあがるから俺が後やってるよ」
「ん？そうかならよろしく頼む。私は外を見てくる」
ガチャ
「シャチ何があった？」
シャチ「いや。おれにもわからないって・・・船長！」
海軍本部の玄関から堂々と帰って来た
ペンギン「あの表情からすると・・・」
「ああ、うまくいったな」
ざわざわ
「ん、お帰り。」
ロー「ああ、取引成功だ。行くぞ」
皆「やった！」
ブクブク
潜水艦は海を進んでいる
イルカ「船長帰って来たんですか？なら今焼きあがったものがあるんです、おーい！おやつだぞ！！」
ガヤガヤ
「皆お菓子とかにすぐ引きつられてくな」
ロー「いくぞ」
ガチャ
ガヤガヤ
イルカ「お！みんな集まったな、今日はAと一緒にガトーショコラ作ったんだぞ皆座れ！」
ロー「Aが作ったのか・・」
「ああ、ちゃんと甘さ控えめにしてあるから」
ロー「ああ」
もぐ
ロー「うまい」
「でしょ！わたしとイルカの自信作だから！」
シャチ「うめえええ」
ガヤガヤ
ロー「・・・お前ら」
シーン
ロー「俺は何の計画も無く七武海に入るような馬鹿はしないと知ってるな？」
皆うなずいた
ロー「俺は一旦船を離れる」
どよ
「私も付いて行く」
どよ
ペンギン「ちょっと待ってください。貴方がそれをする理由を聞いてもよろしいですか？」
ロー「ああ、これは俺の私情だそれがたまたまAと同じ目的だった」
シャチ「け、けど俺たち船長も副船長もいなかったら」
「大丈夫みんな、何のために修業したんだよ」
バンダナ「俺たちは付いて行ってはダメなのでしょうか」
ロー「駄目だ」
ペンギン「・・・」
シャチ「な、なんで」
「ごめん、けどこれはやらなきゃいけないの」
シャチ「なんだよ・・それ」
ロー「お前らはゾウに行け！そこで俺たちと落ち合おう」
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作者名：だりあん | 作成日時：2016年12月10日 18時
