水曜日 ページ39
玲於side
待ちに待った水曜日
Aちゃんが飯用意してくれることになって
20時にそっち行くってこの前の別れ際約束した。
昼から取材受けて撮影して
事務所戻ってマネージャーと来月のスケジュールの打ち合わせ
今度奢るからマジ早く終わらせてって頼みこんで１時間で切り上げた。
手ぶらで行くのはなんだから
途中でコンビニに寄って、前にAちゃんが選んでたアイスをカゴに入れて
ほか適当に酒とかチョイスして、袋片手に歩くスピードも速くなる。
‥こんなの、いつぶりだろ
誰かが待ってる場所へ
その人が好きなもの買って、今日は何話そうって考えながら歩くのなんて。
恋愛なんて、散々失敗してきたし懲りたつもりだった
でもこの気持ち
自分自身に嘘をつくにはもう遅すぎる気がする。
かといって、付き合いたいかって言われたら
‥正直わかんねえ
だって、Aちゃんは普通の女の子だぜ？
俺の仕事知ったら、なんて言うかな
いやまず彼女が俺のことどう思ってるかなんてわからない。
わからないけど
顔を赤くして恥ずかしそうにするあの姿が
俺に期待させる。
そんなことグルグル考えながら
インターホンを押した。
「すごい、ぴったり20時ですね」
ドアが開いて
そのくっきりとした目が俺を捉える。
玲於「‥約束は守るんで」
Aちゃん、本当に仕事終わり？
仕事終わりなのに、こんなビジュアル完成されてることある？
こんなのほんとダセえし馬鹿みたいだけど
‥可愛すぎて、目を逸らしてしまった。
料理してたからか髪は無造作にまとめられて
耳の横から出てるおくれ毛が愛おしい
ほんの数秒前まで考えていたこと
彼女の姿を見た瞬間にどっか飛んでった。
玲於「はいこれ」
「なんですか？」
玲於「酒とかアイスとか買ってきた」
「わ、このアイス美味しかったやつ！」
わざわざありがとうございますって嬉しそうに笑って
1日の疲れを忘れてしまう。
俺がありがとうございますだろこれ
玲於「前に買ってたやつ」
「‥覚えてくれてたんですね」
頬が少し、赤くなる
ほら、これ。
こんな顔、なんとも思ってないやつにするの？
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (
レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください！^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します！今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは！もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています！ (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Room108 | 作成日時：2024年1月23日 21時
