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せっかく ページ23

玲於side




ジム行って帰る帰り道

見覚えのある後ろ姿が目に入って、思わず追いかけた







玲於「‥‥Aちゃん?」







振り返るとやっぱりAちゃんで


 





やばい、本当に会えるとは。








「‥‥えっ、佐野さん」


玲於「Aちゃんも帰り?」


「はい」


玲於「すげえ、会えた」








こんな偶然が、今日の俺にとっては物凄く嬉しくて
彼女の隣に並んで車道側を歩く





‥今の俺の顔、ニヤけMAXで絶対キモいな




バレないようにアウターの襟に顔を沈める。








「お疲れ様です」


玲於「Aちゃんもね」


「‥ありがとうございます」






ってあれ

なんかテンション低くない?




ずっと地面見ながら歩いてるし






玲於「どうかした?」


「え?あの、いや、なんでもなくて」


玲於「‥ほんとに?」







気になって、Aちゃんの顔覗き込む


俺だけテンション高くてなんか恥ずかしいんですけど



 








「‥佐野さんのこと考えながら歩いてたら、会えたから、なんかびっくりして」




マフラーで顔の半分くらい見えないけど
ちょっと顔赤くなってる







え、俺のこと考えてたの?

なんで?

つーか今日も可愛い

縁の黒いメガネかけてて髪はポニーテールで、可愛い






彼女に会った途端、俺の心の中は忙しい





玲於「‥なんで俺のこと考えてたの」


「え?」


玲於「気になるじゃん、何考えてたか」


「‥‥えっと、服、返さなきゃって」








‥‥なんだ、そんなことか



Aちゃんも俺に会いたいとか考えてくれてたら

なんて期待、数秒で玉砕








「クリーニング出したんですけど、閉まるの早いから。仕事終わりだと行けなくて」



お待たせしてごめんなさいって、申し訳なさそうな顔する





違う

そんなことどうだっていい
 

俺が見たいのは、そんな顔してるAちゃんじゃないのに







玲於「そんなの出さなくていいのに」


「だって、あのブランド高いやつだから」


玲於「気にしないでよ」


「‥気にしちゃうんです」





まあ、そういう律儀なところ、彼女らしいけれど。








なんでか今日は会話が弾まずに
あっという間にマンションに着いてしまって
明日の天気だとか、どうでもいい会話してたら部屋の前。







もうバイバイ?


‥せっかく会えたのに







もうだいぶ→←会えないかな



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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください!^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは!もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています! (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Room108 | 作成日時:2024年1月23日 21時

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