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会えないかな ページ22

Aside





乃奈「この前アプリで知り合った人と会ったんですけど」


「お、どうだった?」




仕事終わりの帰り道、私の最寄りで一緒に降りた乃奈

これから友達と飲みに行くらしく
そのお店が私の最寄りと一緒なんだって。

じゃあお店まで送ってあげるって一緒に歩きながら会話に花を咲かせる




乃奈「普通に楽しくて、2軒目カラオケに行ったんです」


「うんうん」


乃奈「ちょー良い雰囲気になって、キスされそうな空気になったんですよ」


「え、やば!したの?」


乃奈「それが〜、あと少しってところでそろそろお時間ですの電話鳴って」


「うわ‥‥」


乃奈「なんかそれまでの空気台無しになっちゃって、結局おあずけされてそのまま解散しました」




それは確かに空気一気に冷めるかも



乃奈は只今絶賛彼氏募集中で、こうして出会った人との話を聞くのが私の楽しみになりつつある。

見ていて清々しいくらい、仕事にも恋にも全力投球なの





「でも良い感じになったんだし、また会えば?」


乃奈「いや、ないですね。もう熱冷めました」


そういうものなの?
アプリとかやったことないからわからないや


乃奈「でもあと数センチだったのに、延長も無しに帰るかって言われて、さっきの空気何?!って」


「あと少しで触れちゃいそうって、ドキドキだったのにね」




あと数センチ

その距離は、私も知っている




乃奈「‥え、Aさんもなんかありました?」


「え?!ないよ」


乃奈「その私も経験したみたいな口ぶりは何なんですか」


「想像したの!想像!」




そう誤魔化すけど
私、確かにあの日の佐野さんとの事を思い出してた。


何考えてるんだ私は‥‥

本当に重症





乃奈「怪しい」


「なんかあれば言うから、絶対」


乃奈「もー、信じてますからね」




数分歩くと乃奈が待ち合わせしているお店に着いて
また明日ねってバイバイした




「あと数センチ、かあ」




至近距離で私の顔をじっと見る佐野さん、かっこよかった


どこかミステリアスで
落ち着いてるのに、たまに子供っぽい




‥また会えないかな



借りたスウェット
申し訳なくてクリーニングに出しちゃって、お店閉まる時間早いからまだ取りに行けてない

早く取りに行って返さなきゃ
とか口実みたいだけど、それで会えるのは嬉しいな





なんて考えて
少し足取りの軽くなった私の後ろから




玲於「‥‥Aちゃん?」




聞き覚えのある声がした。



せっかく→←ため息



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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください!^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは!もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています! (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Room108 | 作成日時:2024年1月23日 21時

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