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ジム ページ20

玲於side








思い出すのは

鼻と鼻が触れちゃいそうな、あの数センチの距離






部屋は彼女の香りで満たされているのに
俺の家で過ごして、俺が貸した服着るその人からは
自分と同じ匂いがした。






あの日俺を引き留めた弱々しい手に真っ赤になった顔



お礼とか言いながら余り物でごめんなさいって
出された手の込んだカレー




‥あれ、ちょっと

いやかなり感動した。





音楽の話でまた盛り上がって
皿をどんどん綺麗にしていく俺を見ながら、Aちゃん嬉しそうに微笑んでて



幸せってこういうのじゃない?もしかして

噛み締めながら、またねって部屋を後にした。






事務所のジムのトレーニングマシンに腰掛けながら
頭の中はその日の記憶しか流れてこない。







亜嵐「なんか玲於身入ってなくない?」


隼「風邪でも引いたんかー?」





両隣に、うるさいやつら。






玲於「はー」


亜嵐「うわっ、何そのため息!」


隼「どうせあれだ、女言い寄ってきてめんどくせーのため息でしょ」


亜嵐「あーそれだね、間違いない」





ああもうほんとウザい

良質な記憶で脳内満たしてんだから邪魔すんなっての






玲於「こう見えてゴキゲンなんで、今の俺」





幸せなため息だからね、これは






隼「ゴキゲンなやつがため息つくなよ〜」


亜嵐「恋ワズライすか?もしかして〜」


玲於「マジ黙れ」





両隣の声を振り払うように身体を動かす





亜嵐「ご機嫌な玲於くんにため息つかせてる原因は何なのよ」


玲於「‥‥‥‥カレー」


隼「意味わかんねー!」





あ、もう勝手に笑ってて下さいってシャットアウトして
ダンベルを持ち替える



つまんねーってまた笑いながら俺挟んで2人で会話始め出して、この人ら本当に鍛える気ある?














亜嵐「‥でさあ、久しぶりに会ったら髪ショートなっててバカ可愛くて」


隼「え亜嵐くんロング派じゃないっすか」


亜嵐「いやそうよ?けどロングだった子がショートになった瞬間途端に光るアレよ」


隼「いや〜俺はロング一択揺るがないっすわ」


亜嵐「ねえ、ショート推しの玲於ならわかるっしょ?!この感じ」







また俺かよ。






‥‥まあ確かに、ショートは好みだけど。











玲於「俺、最近ロング推しだから」









ため息→←数センチ



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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください!^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは!もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています! (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Room108 | 作成日時:2024年1月23日 21時

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