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似たとこ ページ18

Aside






どうしよう




玲於「じゃあ、改めてお邪魔します」




どうしよう




玲於「うわ、間取り一緒なのに全然違う部屋だわ」





どうしよう


佐野さんが、私の家にいる






「あの‥楽にしててください」


玲於「うっす」






ああもう、私、なんてことを言ってしまったんだ




 
じゃ、って向けられた背中

名残惜しくて、次いつ会えるかなんてわからないと思ったら
急に寂しくて。
 





気づいたら引き留めていた。




カレー余ってるからなんて口実、我ながらよく口に出たものだ。


多めに作った昨日の私に100点満点あげたい。








「‥‥苦手なものとかありますか?」


玲於「無いって言いたいけどキュウリとかブロッコリーとか、です」

 



わ、小学生男子のニガテな食べ物みたいでかわいい





「ふふ、了解です」


玲於「あ、今ガキだなって思ったっしょ」


「思ってないです、可愛いなって思って」


玲於「うわ、言わなきゃよかった」


 




ソファに座ってクッション抱き抱えながら
キッチンに立つ私を見つめる佐野さん






玲於「‥料理、よくすんの?」


「一時期ハマってレシピ本とか集めてた時期あって。覚えておいて損ないし」


玲於「期待値爆上がりっす」


「それはちょっと困ります」








緊張してるけど、佐野さんとの会話はやっぱり楽しくて落ち着くの




カレーを温めながらサラダを作る手もはかどる。



サラダを盛り付けながら目線を彼に向けると
ソファから立ち上がって
壁に立て付けた棚を熱心に見てる
 





玲於「やっぱ洋楽が好きなんだね」


「はい、父が若い頃バンドやってたらしくて。父の影響かなり強めな好みかもです」


玲於「マジ?俺の親父も昔やってたよ」


「え、すごい。通りで音楽の好み会うわけだ佐野さんと」


玲於「俺ら結構似たとこあるかもね」






共通点のひとつで、またこんなにも嬉しい。





そんな会話をしながら
カレー、ちょっと煮詰まっちゃったかな?って味見



いやこれはこれで美味しいかも


真剣に鍋と向き合っていると、いつの間にか佐野さん
キッチンに入ってきてて






玲於「え、スゴ。本格的」


「バターチキンカレーです」


玲於「もっと家庭的なの想像してた」






私の後ろに回り込んで鍋の中を覗き込んでる






「‥‥苦手ですか?」


玲於「いや大好きっす」





数センチ→←インターホン



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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください!^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは!もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています! (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Room108 | 作成日時:2024年1月23日 21時

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