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インターホン ページ17

玲於side







しばらくして修理の人達が来て

どうやら部品変えればすぐ直るらしく
なぜか俺もその場に立ち会って、30分くらいして業者の人は帰っていった。






玲於「すぐ直ってよかったね」


「はあ、もうしばらく冷水シャワーなのかと思いました」





Aちゃんの部屋の玄関で立ち話




玲於「そしたら俺んとこの貸してたよ」


「それは流石に神様すぎです」





お騒がせしましたって頭を下げるAちゃん

さっきまでどこか不安そうだったけど
問題解決して安心したのか、元気で安心する





玲於「‥じゃあ、俺はこれで」


「‥あの、スウェット洗濯して返します」


玲於「あーうん、全然いつでも。てかあげる」


「いやいや、絶対返します」






俺よりAちゃんの方が似合うと思うけど。





まあそういうところ真面目そうだし、おっけーって返事して
靴を履く







玲於「まあまたなんかあったらいつでも押して、インターホン」


「何か‥‥あるかな」


玲於「んー俺に会いたくなったらとか?」






うわやべえ、何言ってんだ俺



困ったような顔して俯くAちゃん





俺が会いたいだけじゃん、こんなの。





なんで、この子にこんな引きつけられるんだろう





じゃ、って逃げるように玄関のドアに手をかける









「‥‥あの、」





貸したスウェットから出た白い手が
弱々しく俺のトップスを引っ張る






玲於「‥‥なに?」


「えっと‥あの、ごはん」


玲於「‥ごはん?」


「ご飯‥食べて行きませんか」


玲於「え?」


「その、お腹空いてなかったら全然‥いいんですけど。昨日作ったカレー余ってて、えっと‥助けてもらったお礼‥‥的な」




顔真っ赤にして俯きながら
不安そうに俺の表情を伺ってて、恥ずかしそうで





玲於「‥‥それって口実?」


「え」


玲於「インターホン押すの、早くない?」


「インターホン‥‥?」








玲於「まだ一緒にいたいの?俺と」








自分でもこんな積極的なの、驚くけど。





顔真っ赤にしながら小さく頷く彼女






「‥‥困りますか?」


玲於「全然」








開きかけてた玄関のドアが静かに閉まって






何かが始まる予感に

心臓が鳴った。





似たとこ→←まだここに



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設定タグ:佐野玲於 , GENERATIONS   
作品ジャンル:恋愛
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あすか(プロフ) - 私はGENE隼くん推しなので隼もっと頑張れ〜て思いながら玲於くんにキュンキュンしてます笑笑 (2月7日 1時) (レス) id: 9548bf3dbb (このIDを非表示/違反報告)
Room108(プロフ) - ごんごんさん» 記念すべき初コメントありがとうございます。これからどうなっていくのか‥楽しみにしていてください!^ ^ (2月5日 17時) (レス) id: 784322fd7f (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 初コメ失礼します!今日初めて読み始めてもう一気読みしちゃいました笑まさか隼くんと玲於くんのお相手一緒だとは!もう話の展開気になりすぎます笑楽しみに待っています! (2月3日 23時) (レス) @page28 id: 6808294a30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Room108 | 作成日時:2024年1月23日 21時

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