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episode37 ページ39

地面を見ると地下道が続いていた。


残り時間は既に1分を切っている



「時間が…!もうすぐ大爆発来るぞ!!」

「急げ急げ急げ!!」



ユウマ「あやめちゃん…君も!怪我は無いか!?」


『私は大丈夫だよ』


あやめ「早く降りよう!」


ロボットが壊れたかと思うと中から人が出て来る。


「お前ら早く早く!!」


ユウマ「…くっ放っとく訳にもいかねーよな…!!」


すると中から出て来た人をおぶった。


『…クス…(良かったよ このまま放って置いたら私はユウマ君に幻滅する事になってたよ)』


ユウマ「走れーーーッ!!」



ドガアアァァン!!



大爆発が起きた。





*☼*―――――





走り着いた先は広間だった。


ユウマ「…で?話 聞かせて貰おうか」


キリカ「……はい…

ボクも…皆と同じ様にリアアカに吸い込まれたユーザーだったんだ

だけど昨晩運営からメールで " 次のゲームは免除してやる " "明日は指定の場所に来い " って……そして今朝…」


『その場所へ行ったら意識が途絶えたんだね』


キリカ「そう!何で知ってるの!?」


『会話や今までの行動を見れば大体予想がつくよ』


ユウマ「そういえば君…今回のゲームでも…」


あやめ「何かあったの?」


『何でもないよ 私なんかの言う事を聞いてくれたってだけの事だよ』


あやめ「何でもあるじゃん!!もしかしてアナタがゲーム解決の…」


『どうだろうね そういえばキリカちゃんは元々もネカマだったんだよね?』


キリカ「そ、そうなんだ…女房と別れて…家で一人で寂しくて…気まぐれで女になりきってアカウント作ってみたら…思いの外沢山の人が見てくれて…

かまってもらえるのが嬉しくて…つい…つい…___

" ネカマってちゃん " を…続けてしまったんです…!!」


ユウマ「誰が上手い事言えと…」イラッ






____






あやめ「…はぁ何かドッと疲れが…ん?何見てんの?向井?」


ユウマ「ん…ああ…コレ…現実の人達が作ってるまとめサイトだよ…すげえよコレもう今回のゲームがまとめられてる…」


攻略法の様々な情報が載っている。


『コレ…もう終わった後じゃ意味の無いゴミなのにね…』

ボソッと呟き、ある人物の元へと向かった。



ユウマ「〜、〜〜__アイツだよ サイトに…名前も載ってた__

倉科ミズキ こいつ…相当ヤバいぜ」


あやめ「………あれ?あの子は?」


ユウマ「へ?あれ…また居なくなってる…」







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作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時

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