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episode11 ページ13

アタル「…!!」


マ「やはりアナタは気付きましたか〜」


『だからね…明らかに×に判定される様に顔に加工を施すんだよ

要は判定時の顔が×であればいいんだコントの様なメイク…顔をボコボコに殴る…

だって一言も化粧、暴力禁止…なんて言ってないからね』


マ「そう単純にしてパーペキな攻略法__アナタ達…いやアナタはこれに気付かず変則技に頼った オマケの通過ですよ全くもう」


アタル「そんな…じゃあ…あの人は死なずに済んだのか…」


『……残念な結果になっちゃったけど…希望の為!あの人分まで頑張ろうよ あの人の希望はそこまでだったけど…君達の希望の糧になったんだ』


アタル「!?狂ってる…」


『そんな…酷い言い草だね…私はただ…希望である君に答えを導き出してほしかっただけなのに…

アタル君が気が付かなかっただけでしょ

…でも…私がもっと語彙力あれば…私の力不足だったよ…ごめんね…』


マ「プ〜〜クスクス ヒーロー気取りでいい気持ちでしたか?ざ〜んねん甘いんですよ!!」


アタル「僕が…早く気付いてれば…」


マ「そんなオツムじゃ次のゲームで確実に死ですね」


アタル「…っ!」


『そんな事ないでしょ』


皆「!?」


『いやいや…だってありえないでしょ…

(希望)はこれ位でへこたれるなんてそんなの絶対有り得ないんだよ』


マ「ファッ!?」


こより「ぼ…ボクもアタルさんとAさんに助けられた…ヒーロー気取り…?違いますよ…アタルさんとAさんはもうボクのヒーローです…!」


『(私の事…褒めてくれる人なんていたんだ…)』


マ「そんなの有り得ませんよねっ!偽善に踊らされてるだけ!ですよねAさん」


『え?そんな事はないんじゃないかな どんな形であれ希望は希望だから…私は今少し満足してるんだ

この絶望を乗り越えたからこそ…より一層強い希望が宿る…

私はね人のそういうとこ見るのが好きなんだ』


マ「ちょ、アナタはどっちの味方なんすか…」


『私?勿論希望だよ 絶望は退屈だからね』


マ「……ふん そのキモチワルイ仲間意識…いつか首を締めますよ ようこそ第2ゲームへ」


マーブルは悔しそうに言った。


アタル「A…こよりちゃんも…ありがとう…」


こより「…あれ?Aさんがいないです…」


アタル「あ、あれ…先に行ったのかな…」


彼女はまだまだ謎が多い。




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作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時

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