episode27 ページ29
そう…アイジが隠したつぶやきは__
アタル「間違いつぶやき!!」
モニターにつぶやきが表示された。
アイジ「がぁぁあああぁあぁぁあ!!!」
誰しも死んだと思った…
アタルとA…マーブルを除いては。
シン…
アイジ「___…え…!?__な…!?死な…ない…!?なんで…」
当のマーブルはボケ〜っとしていた。
アイジ「…お前 一体何しやがった……!?」
『逆だよ何かしたんじゃない…何もしなかったんだよ』
アタル「だって僕 まだ解答権無いんだもん」
『あの時アタル君は…木槌を叩いたフリをしたんだ』
アイジ「叩いた…フリ…?」
こより「……!!アタルさん…!Aさん…!」
アイジ「………ハッ エラソーな事抜かしといて…やっぱり殺んのビビってんじゃねーかよ…」
アタル「違う…言ったろ…戦う覚悟を決めたって……!僕が決めた覚悟は…
殺さずに戦い抜く覚悟だ!!
__僕は…かつて人を殺した…もう…誰も殺したくないんだ…」
トサ…
アイジ君が倒れた。
真「は〜相変わらずヌルヌルですね〜〜
でもまだ4人ですよ?残り時間も僅かですし…
さァ!どうします〜〜〜?」
アタル「僕は…人殺しは…」
こより「…っ」
真「ほらほら〜〜殺さないと全員即ゲームオーバーですよ〜〜〜」
マーブルがアタル君を煽るように言った。
『その必要はないよ』
皆(アイジを除いて)は一斉にこちらを見た。
『私は…アタル君達には希望の世界にいてほしい…何より…アタル君が決めた信念を捻じ曲げる真似はしたくないからね…』
アタル「つま…り…何を…」
『私がここに来たせいで…皆は絶望的状況になった…私が居なければとっくにゲームはクリアしていた…だからね…』
私は隠し持っていたハサミを自分の首元へ突き付けた。
アタル「A!?やめるんだ!!」
こより「そんな…やめて下さい!!」
真「ファッ!!??」
皆は明らかに動揺していた
『元々私はとっくにいない筈だった存在だからね ただタイミングが違うだけで…
本当はもう死んでる筈だったんだ』
手に力を込めた 残り時間は30秒だ
『最期に…すごく寒い事言うけど…__
アタル君 こよりちゃん…
私に…希望を与えてくれて…ありがとう
皆_これで第3ゲームはクリアだよ おめでとう
生き残って…ここから脱出して…
素晴らしい希望の感覚を味わってね
____さようなら___』
グシャ
63人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時