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雫が十三粒 ページ15

凛side


街を歩く人が少なくなっていくのをボーッと眺めながら赤レンガ倉庫の前で待ち人を待つ。


空を見るとオレンジ色の夕焼けが徐々に呂色に塗り潰されていく。



「よお、待ったか?」



声のする方を向くと待ち人_中也がゆったりとした歩調で凛に歩いて来ている。



「うん、凄い待った。今何で自分は待ち合わせ時間を決めなかったのだろうって凄い後悔している。寒い、お腹すいた。温かいもの食べたい。」


「手前もう少し遠慮って言葉覚えろよ。」



私が中也に遠慮?

ないないないない。←←←



「、、、行くぞ。」


「ん。あ、そういえば許可とか大丈夫なのか?」


「そこら辺は大丈夫だ。それぐらいの権限は持ってる。」


「へぇ。て事は結構上の地位なんだ。(知ってるけど)」


「まあな。」



歩きながら中也と話すといつの間にかポートマフィアの入り口に着いてしまった。



「中也。」


「なんだ。」


「黒服がいっぱい。酔う。」


「おい、大丈夫か?」


「大丈夫なわけあるか。くそ、黒いるなら白寄越せや。」


「何でだよ。」


「黒と白で床を利用してチェスができる。」←←←


「おい。」



いいじゃないか、別に。


思うのは勝手だ。



「てかお腹すいた。」


「なんかもう馴れたわ。お汁粉あるぞ。」


「流石中也。お母さん。」


「ざけんな!誰がお母さんだ!」


「え?じゃあマンマ。」


「そういう意味じゃねぇ。」


「え、そうなの?」←←


「俺はもう突っ込まねぇ。」



溜め息をつく中也を横目に、地下へと行く階段を降りていく。

それと共に血の臭いも濃くなっていく。


、、、嫌だな



「折角のお汁粉が不味くなるじゃないか。」←←


「そっちかよ!」



中也、もう突っ込まねぇと言って5分後、私のボケに突っ込んでしまった。


ハッ、ザマァ!!←←←




「ねぇ、中也。私の部屋は何処?」


「入る地下牢を私の部屋って言う奴初めて見たわ。」


「よっしゃ初めて頂き。」


「、、、はぁ。」




どれぐらい歩いただろうか?


随分と地下を歩き沢山の牢屋を通り越す。


もう行き止まりだぞ。



「此処だ。」



一番奥の牢屋を見ると何て事でしょう。



「うわぁ、何か地下牢なのにベットセッティングされてるー。
、、、くそ、私の地下牢ライフが。」←←←


「んなライフいらねぇわ。」



ひっでぇ。

雫が十四粒→←雫が十二粒



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狼狐(プロフ) - 必殺!一気読み!!▼狼狐は一気読みを繰り出した▼ ←マジです。1時間で読み終えました(遅)感動し過ぎで泣きました。最初悪女に成り切れない悪女ってどゆこと?って思ってましたがこーゆーこととは・・・・!納得です★あぁ、続きが見てぇ・・・ (2022年2月12日 17時) (レス) id: 563f93d61f (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - 感動のあまり、涙が……泣けました。コレってアニメ化しないんですか?(冗談です)続編が見たいです。あ、でも、コレで終わりってなるのも味的に良いかも……うあ、でも…………見たい!見たいです!!! (2021年7月3日 15時) (レス) id: 3b5cd0d846 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 味付けのりぃさん» そう言って下さり有り難うございます! (2019年8月9日 13時) (レス) id: 4f3f949d42 (このIDを非表示/違反報告)
味付けのりぃ - あああぁぁぁ…まじで涙出たぁぁぁぁ…いい話すぎる(?)この作品を作ってくれてありがとうございます…!こんなん泣くしかねーわ(( (2019年8月9日 1時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - 557*ココナさん» この作品を読んで下さり有り難うございました!! (2019年7月29日 13時) (レス) id: 4f3f949d42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨル | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月3日 1時

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