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ころん「?…何コレ!?見せて!」
紙を引き出すと、「ゲーム説明書」とタイトルが付いていた。
右上の方に黄色の付箋が貼ってあり、「ゲーム開始前に読み終えること」と書いてあった。
これ…ピンクの髪の少年に見つけてもらわなかったらおわってたな…
さとみ「えー…なになに…このゲームはハンター陣営1:サバイバー陣営4で行います。
いわば鬼ごっこで、サバイバーはハンターの目を掻い潜り、暗号機を回し、暗号を解読しなければなりません。尚、ハンターに確保された場合、時間経過により発車する「ロケットチェア」に拘束されますが、他のサバイバーが救出可能です。時間が経過してしまった場合________________失格となります。フィールド内の箱は自由に開け、アイテム回収ができます。サバイバーにはそれぞれ特性があり、各説明書に記してあります。
暗号機を5つ回し終え、ゲートにある入力機に暗号を入れることで脱出可能です。…だって」
ペラッ
私の説明書を見てみると、「庭師」と書かれていた。
《庭師は工具箱でロケットチェアを壊すことが可能。但し直される場合も》
ロケットチェアを壊す_____直されるとしても時間稼ぎにはなるかも…
結構重要な役割のようだ。油断は禁物ってトコか…
さとみ「時間が経過してしまった場合のところだけ破れてる…」
ころん「ていうかなんなの!このゲーム!」
莉犬「あ…れ、ころちゃん、さとみくん?」
ドアが開く音がしたと思うと、赤髪で耳の生えた男の子が入ってきた。
さとみ/ころん「莉犬!?」
ピンクの髪と水色の髪の少年が声をあげる。
莉犬「え、なにコレ…なんなの、このゲーム…俺、こんなの嫌だよ…?」
泣きながら震える声でそういう彼。
バンっ!
そこに追い討ちのように勢いよくドアが開く。
だが、開かれた先には誰もいなくて、かわりに上の方から声がした。
《ガガッ___皆様、ゲーム会場へお集まりください》
心のないロボットのような冷めた声で、一回のみの放送だった。
いかないと、命が危ない気がする。
『…行きましょう。きっとこのままここにいても殺されるだけです』
さとみ「そうだね…どうせならたくさんもがいて死にたいよね!」
ころん「まぁ僕にかかれば楽勝だけどね!」
莉犬「…ううっ…」
赤い髪の子の手には、信号銃らしき物が握られていた。
にしても、この様子で大丈夫だろうか。
?「…!…いぬ……ころ…さ…と…」
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白兎 - グスッ。゚(゚´Д`゚)゚。い、グスッいい話だねグスッ(;ω;) (2020年8月5日 23時) (レス) id: 46d9c3b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 感動したー。゚(゚´Д`゚)゚。ころちゃん、かっこよすぎて惚れそう!((もう、惚れてるけどww (2020年6月6日 17時) (レス) id: e940227cb7 (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - 山崎さん» 莉犬「だってよるぅちゃん」るぅと「作詞作曲に携わったかいありました(*´∀`*)」莉犬「聞きながら読んでくれる人増えたら嬉しいね(*´∀`*)(つられ微笑み)」 (2020年4月26日 18時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - れな./renaさん» さとみ「感動してくれるほど駄作者に語彙力があったら苦労しないんだけどな((」駄作者「ああ"?」ころん「さとみくん!!僕のセリフ神だって!!やっぱねー僕は神だよね!!」さとみ「ああ"?((おっといっけね☆最後まで愛読して頂きありがとうございました!!」 (2020年4月26日 18時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
#marisa - codeってなんか強いメッセージがあるんですよね…ついつい聞き入ってしまうんです…それを小説で表現するなんて!とってもうまくできていますね!途中から涙が…うぅぅーっ (2020年4月4日 5時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SURUMEα | 作成日時:2019年8月5日 14時